そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

元正天皇  蕎麦栽培の詔(みことのり)
 
奈良時代前期の第44代天皇(女帝)。「続日本書紀」によると養老6年(722)7月に発せられた詔に「今夏無雨苗稼不登 宣令天下国司勧課百姓、種樹晩禾蕎麦及大小麦、蔵置儲積以備年荒」とあり、旱害に備えるために、晩稲(遅く実稲)や蕎麦、大麦小麦を植えて備荒対策とするように指示を出している。これが、わが国で蕎麦の栽培について書かれた最初の記録である。昭和8年(1933)に京都で開催された全国麺業大会で元正天皇を蕎麦祖神と定めた。
 
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