そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

一番だし
 
昆布や鰹節で一番最初にとった出汁のこと。日本料理屋の「一番だし」は水に昆布を入れて沸騰したら取り出し、薄削りの鰹節を入れてすぐに火を止めてだしをとる。そば屋の場合は厚削りの鰹でとるので長時間煮出してとる(昆布も使う場合もある)。「二番だし」はどちらも同じで、一番出汁をとった後に水(お湯)を入れてもう一度煮出したものをいう。日本料理では「一番だし」は、主として吸い地(椀物の汁)に用い、「二番だし」はみそ汁や煮物のだしなどに使われる。そば屋の場合は「返し」を一番だしでのばしてざるやせいろの「つけ汁」にする(関東では「辛汁」という)。さらに、この「つけ汁(辛汁)」に二番だしを加えて2〜3倍にのばしたものを温かいかけそばや種物に使われる(関東では「甘汁」という)。
 
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