そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

一番粉
 
ソバの実を粗挽きして篩にかけると、「ソバ殻」、「(殻がとれた)丸抜き」、「(大きく割れた)上割れ」、「小割れ」、「花粉」に選別される。このなかの「割れ」と「丸抜き」を挽いて篩うと白い中心(内層)部の「一番粉」(ロール製粉の場合は一番ロールを通って篩われた粉)がとれる。残ったのを挽いて篩うと「二番粉」で、同様に「三番粉」である。内層粉は白くてでんぷん質が多く、そばの香りに乏しいがのど越しや口当たりが良い。これに対して、外皮(表層)になるにしたがってタンパク質が多く、色も濃くそばの香りや栄養価も高まるが、食感では劣るというそれぞれの特徴がある。これらの特徴と性質をどのように混合するかが、「そば粉」の課題であるともいえる。
 
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