そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

庵号  (そば屋の庵号)
 
浅草・新寺町にあった称往院の院内に道光庵があり、庵主がそば打ちの名手で寺で振る舞うそばが評判になって、まるでそば屋の如く大繁盛したという実話がある。(寛延4年(1751)蕎麦全書が書かれた当時、道光庵は既にそばで有名であったが、この頃江戸のそば屋の店名に庵が付く例は登場していない。)そして、天明六年(1786年)親寺によってそばを禁止される。その後、道光庵の評判と繁昌振りにあやかろうと店名に庵をつけるそば屋が現れだしたのが発端という。現在でも、店名に庵の付くそば屋は多い。
 
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