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浅草海苔
 
かけそばに海苔を上置きした種物はいくつもあるが、この海苔の代表は浅草海苔であろう。諸説あるが、生簀にヒントを得て養殖法を開発し、隅田川で盛んだった紙漉きをまねたともいわれる「抄(す)き海苔」の薄くて四角い海苔を考案したのは享保年間(1716〜36)の江戸で、浅草海苔の始まりとされる。
浅草寺や寛永寺が好んで精進食品として用いたことで江戸の庶民にも需要が広がり、諸国にも普及したとされている。なお、各地にも海苔養殖の歴史はあるが江戸時代の後期以降に江戸から伝わったといわれる。
 
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