★Cut3Dと回転ユニット
Cut3DソフトのG−codeの合成について2008/12/01-Cut3Dのソフトは、3軸をメインに
考えているため、A軸の回転動作のプログラムは生成できません。
そのため生成できるGコードは、4面の場合には、上面、側面、底面、側面になります。
これでは、回転ユニットを手動で動かさなければなりません。
回転ユニットを自動で4面加工する場合の合成方法(上面、側面、底面、側面のGコード)
をMach3のコマンドで説明します。
回転ユニットの取付はX軸に平行に取り付けてください。(上図参照)

MeshCAMは、4面の場合には、上面、側面、底面、側面が1 つのGコードを生成し
てくれるので問題ありません。
Mach3のM98とM99コマンドを利用します。
M98---サブプログラム呼び出し
M99---サブプログラム終わり
次に、この2 つのコマンドで説明します。
TEST.TXT ファイル
%メインプログラム
G0 X0 Y0 Z20 A0 XYZ の数値は、機械に干渉しない数値にしてください。
M98 P111 P に続く111 はラベル番号です。0 から99995 までの数値を記入。
M30 プログラム終了コマンド。
%サブプログラム
O111 O はゼロではなくアルファベットのオーです。111 はラベル番号。 ここから上面プログラムをコピーする。 行番号が入っていてもかまいません。 最後の行のM30 を削除してください。削除を忘れると、ここでプログラム終了になります。
N**** F5000 A90 N は行番号です。この行を追加してください。
%サブプログラム90 度回転 これはプログラムに影響しません。 ここから側面プログラムをコピーする。 行番号が入っていてもかまいません。 最後の行のM30 を削除してください。削除を忘れると、ここでプログラム終了になります。
N**** F5000 A180 N は行番号です。この行を追加してください。
%サブプログラム180 度回転 ここから底面プログラムをコピーする。 行番号が入っていてもかまいません。 最後の行のM30 を削除してください。削除を忘れると、ここでプログラム終了になります。
N**** F5000 A270 N は行番号です。この行を追加してください。
%サブプログラム270 度回転 ここから側面プログラムをコピーする。 行番号が入っていてもかまいません。
M99 サブプログラム終わり、又は、M30 でもかまいません。
以上のファイルを任意の名前で保存する。たとえばT EST.TXT ファイル
TEST.TXT ファイル
%メインプログラム
G0 X0 Y0 Z20 A0
M98 P111
M30
%サブプログラム
O111
N****
N**** F5000 A90
%サブプログラム90 度回転
N****
N**** F5000 A180
%サブプログラム180 度回転
N****
N**** F5000 A270
%サブプログラム270 度回転
N****
N****
M99
このプログラムをMach3 で読み込めば、回転ユニットで4面が自動で加工できます。
Cut3Dで回転ユニットを利用するときのプログラムの合成方法です。
MeshCAMでは、4面が1つのプログラムで生成できるので必要ありません。
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