初秋南東北点描
初秋南東北点描 19
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道の駅から県道29号を探すのに少し北往南往したが、どうにかこれに乗る。この道は狭隘な山道の部分があって対向車と遭遇すると恐いのだが、景色は良い。この写真を撮って走り出してすぐ四輪と離合となり脂汗をかいた。

さて県道188に出て東に行けば「銀山温泉」である。走行地図はこちら

行ってみれば温泉街は道の突き当たりに位置し、車両の乗り入れはできない狭い温泉街である。というか、バイクなんかは停めやすいところはなく、お車様優先の一帯となっている。少しむかつきながら進入していくと、完全に温泉街となり、楽しそうだ。ただし、店はなく駐車場も旅館専用のものばかり。路上の適当なところにバイクを停めて、能登屋を見に行く。観光客がすごく多い。道はすごく狭くて人が二人並べばほぼ一杯である。

ここをそぞろ歩くのは楽しかろうが、どうもバイクと自分の格好が「排除された違和感」がある。「大正ロマン」のお上品な風景に溶け込まない自分が居るのである。しかしそれはバイクとライダーに冷たい温泉街に非があるので、かまわずヅカヅカ歩いて写真を撮りまくる。撮りまくるが、案外「狭ちいさい」のと人が多すぎるのでゆっくり落ち着いて撮影できない。半端な停め方をしたバイクも気になる。

撮影もそこそこにして「よそ者」は立ち去ることにした。