第2回 あらすじ
ダイキンのホームページを見ると、ダイキンの経営理念が2002年8月に策定されたと書いてあります。
(検索サイトで  【ダイキン 経営理念】  で検索すればヒットすると思います)

2002年と言えば、室外機発火と湿度制御が根本的に出来ない事に気づいていながらその製品を売り続けていた、
真っ只中です。

世界中の顧客から信頼され、また国内外の社員が誇りを持って働けるグループを実現するダイキングループで
共有すべき、「経営の基本となる考え方」だそうです。



ループ経営理念 1.
メーカーとして万全の責任が持てる高品質の商品、素材、サービスを通じて、常に一歩進んだ最高の
利便性と快適性をお客様に提供することは当然のこと、お客様に新鮮な驚きと満足を提供し続けます。
また、これらの行動を実践することこそが、グループの収益向上、事業拡大の大いなる源泉になると信じ
る。

企業倫理
「最高の信用」「進取の経営」「明朗な人の和」という誇るべき3つの社是がある。
より具体的な日常の行動として実践・徹底すべく、善意のうちにも発生し得る不祥事や「うっかりミス」の
完全防止を含めた万全の法令遵守の確立、安全の確保、お客様に満足いただける品質の確保、顧客
視点に立ったクレームへの適切な対応。



湿度を制御出来ない事が解っていながら5年間も放置している事が、ダイキンの言うところの万全の責任・品質の
確保なのですか?
室外機から火が上がる事故が年2件も起きているのに、軽微な事故として片付けて残りの8件の事故を防げなかった
事が安全の確保・顧客視点に立ったクレームへの適切な対応なんですか?
室外機のそばにダンボールや新聞紙を積んでいれば、自分の家や人の家まで燃やしかねない。
その可能性を持った製品が64万台もあるのに、修理のお知らせとして新聞に1日だけ社告を載せ、ダイキンHPの
トップページにも大切なお知らせとしか書かず、室外機が発火するという事を一目見てわかる事が出来ない。


一歩進んだ最高の利便性と快適性とは何ですか?
50%に設定している湿度が75%に上がり、カタログ通りのムシムシ・ジメジメゾーンに入る事が最高の快適性
なんですか?
「自分でモードを切り替えて湿度をコントロールするのが湿度コントロールです。」と第13回の話し合いで経営トップの代理の方は言いましたが、夜中に何度も起こされて自分でモードを切り替える事が最高の利便性なんですか?




グループ経営理念 2.
保有するコア技術を圧倒的優位にまで高めるとともに、その時々の世界最高水準の技術、最先端の技術を
採り入れ、自社の技術と融合することで、世界に誇る"技術のダイキン"の地位を確立します。


他社はどうなの?を見て頂くと、M社とSA社は冷房除湿時に温度が設定値まで下がっているのに湿度が下がって
いない場合は、再熱除湿側に切り替えて温度を下げずにさらに湿度を下げる努力をしている事が解っていただける
と思います。
さらに、ダイキン自身でH16年7月時点で奥野家の特別仕様として上記の制御を提案してきました。
この時点で、最高水準で最先端の技術を取り入れているはずなんです。
でも、H16年11月4日(第11回話し合い)現在、F型(05年モデル)に搭載しないと明言しています。
技術のダイキン?笑わせるな!




グループ経営理念 9.
タイムリーに情報を共有化し、「自分はこうする」という意見をオープンに出し合い、侃侃諤諤の議論を
重ねて、十分な納得のもと衆知の結集をはかる。そして衆議独裁したあとは、一致団結して目標に
向って邁進するグループをめざす。


湿度を制御出来ない欠陥に苦情が各地から上がっているのに、堺サービスステーションにはそういう情報が全く
入っておらず、苦情に対しての初期対応が非常にまずい結果となった。
しかも空調生産本部では5年前からその欠陥を把握していた。
第6回の話し合いで、客からの声として録音テープを渡して社内で議論して下さいと言ったのにも関わらず、
議論なんか全くされていなかった。

苦情をダイキンコールセンターへ電話しても、その時点で本社ではなく各担当地区のサービスセンターへ対応を
振られ、そのサービスセンターに情報が無いものだから、苦情を言っても他にこういう現象は起きていないといって
泣き寝入りをさせられる可能性がある。
情報の共有化?ふざけるな!




グループ経営理念 10.
ダイキングループを、世界中のお客様から信頼され、働く人が誇りの持てる魅力あるグループへと進化
させていきます。


はたして、ダイキンを信頼する事が出来るのでしょうか?
私は出来ません。