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秋山シュン太郎さん   (朝日新聞掲載)
発起塾   (毎日新聞掲載)
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「荷車よ北北西に進路を取れの松子役」−感想−
00/08/09 (水) 17:07
 何かをやりたいと思って挑戦したこのミュージカル。あれよ、あれよと思っている内にテレビや新聞で宣伝が出され、公演2週間前頃に、娘が39度の熱を出し始め、40度の熱が3日間続き、ウイルスと細菌の混合感染で入院です。「もしかしたらもう駄目かも」と思った時、私の心は今まで練習して来た劇の事は全く考えられなくなってしまっていました。食事も喉が通らなくなり、三日三晩の付き添い看病で夜は全く眠る事が出来ず、もう劇どころでは無い。もし、この子を失う事があれば、私は一体どうすれば良いのか?
 その心ばかりでした。でも、公演4日前に熱も下がり、もう安心だと思った時、”皆んで頑張って来たこの公演を、秋山先生があんなに一生懸命になっている公演を、駄目にしてはいけない!さぁ、もう一度頑張ろう”と思えるようになりました。セリフの練習を再開したのが8月2日(水)です。でも、体の疲れもあり、頭が真白で思い出す事が出来ない。練習場へ行ってもトチッてばかり、何とか残りの3日間を必死で練習をしました。カーテンコールは最後の練習まで間違ってばかり、でも本番で成功?
 劇中も自分が思っていたよりも落ち着いて、観客の観客の事は全然気にしなく、自分が劇の中にはまってしまっていました。これって何なのでしょう!
 自分達の年齢の人が、見たり、経験したりして本当に感じているその姿だから、スッとセリフが言えたのかもしれません。やっぱり好きなんですね、お芝居。新しい自分にチャレンジし、全く知らない世界に入って、しかも主役「何と身の程知らずの私なんだろう」とつくづく呆れています。でも、色々大変でしたが、思い出一杯の楽しい人生の1ページと新しい自分に出会えて、とても良かったと思う経験でした。そして、こんな素晴らしい機会を与えて下さった秋山先生に感謝の気持ちで一杯です。       白畠多賀孝

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多賀孝です!00/08/03 (木) 1:34
去年の10月頃ふと目に入った新聞案内
「50才から100才までの人 ミュージカルやりませんか?」
これから先、ゴルフ以外の何かをやりたいとズット考えていた私は「これだ!」と思いました。すぐに電話をして、その内容を尋ねてやってみることにしました。
まずは基本練習として発声、歌、ダンス。
そして初めての発表会「荷車よ、北北西に進路を取れ」
もっと簡単な発表会かしらと思って、主役の「松子」役を引き受けたものの、いざふたを開けてみるとま〜すごいこと!
さて舞台はどうなる事やら?不安でいっぱいです
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シニア世代の300人がミュージカル初挑戦 天王寺 【大阪】
朝日新聞社 2000.06.03 大阪夕刊 14頁 2社 写図有 (全1379字)(O000603E14--09)  top
 歌も踊りも演技も初めてというシニア世代が今秋の公演に向けてミュージカルのけいこに励んでいる。「発起塾」(大阪市天王寺区)で、芝居のテーマは「どのように死んでいくか」。病気や離婚、親の介護と死別などを経験し、残りの人生の生き方を模索中の塾生が少なくない。芝居そのものが「自らの姿」に重なると塾生らは思っている。
 塾長で演出家の秋山シュン太郎さんらを中心に昨年十月に旗揚げした。「老人も刺激がほしいし、体を動かしてストレスを発散したいはず。一念発起してほしい」と塾名を決めた。入塾資格は五十歳からの初心者。拠点は、大阪のほか、京都、和歌山、福島、高知などで、最高年齢の八十三歳をはじめ名前を登録している塾生は約三百人いる。
 ○社会との接点模索
 けいこは月二回。舞台にばらばらのステップと音程のはずれた歌声が響き、塾生が悪戦苦闘する。しかし秋山さんは、必死に体を動かす塾生に感動し、その触れ合いをヒントにせりふや劇中の歌をつくるほどだ。
 演じるのは「荷車よ北北西に進路を取れ!」。主人公は夫を交通事故で失う年老いた女性で、松子という。老人が夢をもって余生を過ごせる楽園の建設を呼びかけるため、松子たちがジャズバンドを結成して全国ツアーを試みる。人工透析の通院者やがんを抱えるメンバーが集まり、家族から「厄介者」扱いされながらも、第二の人生をたくましく生きるという筋書き。
 塾生のうち、商社を昨年六月に退職した六十代で神戸市の奥井淳一さんは「残りの人生は自分のために」と考えていた。だが、その老後は社会とのつながりが乏しく、家にいても「ぬれ落ち葉的存在」と感じた。通訳のボランティアなどを試み、社会との接点を探しながら塾にも通う。
荷車よ北北西に進路を取れ!  ○「堂々と」何かできる
 「真に人間として、何者にも邪魔されることなく、堂々と発言し行動できる年齢層なんです」。秋山さんがつくった芝居の歌がある。京都府の上田美恵子さんはこの歌をかみしめながら演技にとり組む。八年間の調停の末、四十五歳で離婚し、子ども二人を新聞の集金などして育てた。「自分を捨て、家族の犠牲になるために生きていた」と思う。転機は四十九歳のとき。大学の無料講座で女性学を学び、半生をつづった卒業論文がほめられた。その時、「堂々と」何かができるような気がした。七十歳に近づいたいま、名刺の肩書は「晩蘇生人(ばんそせいじん)」だ。
 芝居では、十代の少女に生きることの意味を問われた松子が「自分が必要とされていないって感じたら、つらいわよ」と答える。大阪府の石原操さんにもそんな寂しさがあったという。重度の障害をもつ息子ら三人の子育てに追われ、「養護学校、スーパー、家を往復する日々」を過ごした。ところが二人が独立すると、「急に何をしたらいいのかわからなくなった」。片っ端から英会話などの習いごとをし、海外旅行にも出かけたが満たされなかった。いまは同じ五十代が多く集まる塾がよりどころだ。
 この芝居は松子が老人たちへ呼びかける言葉で締めくくられる。「いかに生を全うし、いかに死ぬか。みなさん、いかに理想的に死んでいくかをみせてあげようじゃありませんか」演じる塾生たちの共通の思いだ。
 連絡先は同塾0120・86・2615へ。
 【写真説明】
 初舞台となるミュージカルを目標に、けいこをする「発起塾」の塾生たち=大阪市天王寺区で
秋山シュン太郎さん(朝日新聞掲載)  発起塾(毎日新聞掲載) 

目指せ中高年プロ劇団 21日、音楽劇教室スタート /京都
朝日新聞社 2000.02.19 大阪地方版/京都 京都版 (全395字)(O000219MKYE-08)  top
 五十歳から百歳までの演劇経験のない人を対象にした音楽劇教室「発起塾」の京都教室がスタートする。塾長は関西を中心に活躍している演出家、秋山シュン太郎さん(四二)。二十一日午後六時から、中京区柳馬場蛸薬師上ルのコープ・イン・京都で、説明会と初めての練習がある。
 十カ月のけいこの後、ホールを借りて公演をする予定で、将来的には中高年のプロ劇団をめざすという。公演の演目は「荷車よ北北西に進路を取れ」。高齢者が自分たちの遊園地を作ろうとする物語だ。
 発起塾の教室は、大阪、和歌山に続いて三カ所目。ダンス教室で生き生きと踊る高齢者に目をとめた秋山さんが、「今の高齢者は体力があり、気持ちも若いのに活躍できる場所が少ないのでは」と思いついた。
 入塾は、説明会以降も随時受け付ける。けいこは原則として隔週月曜、午後六時から。入塾料一万八千円、月謝四千円。問い合わせは発起塾(0120・86・2615)。
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Started on 20th. July 1997 and Last Updete on