発起塾  (毎日新聞掲載)
発起塾おおさか本科生公演「白くて丸くてでっかいもの」   2002.05.23
劇団「発起塾きょうと」が「コンビニダンスストア!」を公演/京都   2002.04.06
[出かけまっせ]堺・泉州 防寒万全に冷気を楽しもう/大阪   2002.01.23
[ステージ]   2001.08.23
「発起塾こうべ」がミュージカル公演 来月7、8日、神戸市で   2001.06.22
[支局長からの手紙]伊賀憲司・高知支局長 中高年劇団/高知   2001.04.23
[元気です]大阪府堺市 白畠多賀孝さん 50歳にしてミュージカルを志す   2001.03.14
中高年の音楽劇教室の2期生募集−−発起塾わかやま/和歌山   2000.11.23
[ひろば]読者・記者   2000.08.18
[ひろば]記者・読者 「発起塾おおさか」の初公演   2000.07.07
シニアの演劇人気 生活にハリ、人生に輝き 「水戸黄門」やミュージカルも   2000.07.07
演劇やりませんか 中高年のためのミュージカル教室誕生 来月、高知市に /高知   2000.04.06
「発起塾」が塾生募集 プロの指導を受けてミュージカル公演を目指す/和歌山   1999.11.30
[老い]楽しむ・支える 発起塾 50歳からミュージカルを   1999.09.22
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毎日新聞社 2002.05.23 大阪夕刊 2頁 2面 (全530字)(020523D04802020)
★発起塾おおさか本科生公演「白くて丸くてでっかいもの」 24〜26日、大阪・一心寺シアター。2000円(当日2500円)。

劇団「発起塾きょうと」が「コンビニダンスストア!」を公演/京都  top
毎日新聞社 2002.04.06 地方版/京都 22頁 写図有 (全303字)(020406F75626221)
 熟年男女のパワーと深みが魅力の中高年ミュージカル劇団「発起塾きょうと」の公演「コンビニダンスストア!」が13日と14日、上京区の府立文化芸術会館で開かれる。
 舞台はどこにでもあるコンビニエンスストア。結婚式帰りの初老の夫婦がレトルトカレーをめぐって始めた口論が、商店街を巻き込んで修羅場と化す。男とは、女とは、夫婦の愛とは何か。歌と踊り、痛烈でコミカルなセリフまわしで問題を提起する。メンバーは50歳以上。人生の喜怒哀楽を体いっぱいに表現する。
 開演は13日=午後6時半▽14日=午後3時。全席自由2500円(前売り2000円、小学生1000円)。発起塾制作部(06・6774・2615)。
【山崎明子】

[出かけまっせ]堺・泉州 防寒万全に冷気を楽しもう/大阪  top
毎日新聞社 2002.01.23 地方版/大阪 21頁 (全1013字)(020123F68627210)
 ◆熟年ミュージカル 3月9日(土)14時、堺市鳳東町6丁のウェスティ(JR線鳳駅5分)。50歳以上の出演者が中高年の誰もが抱える怒りや悩み、幸せを軽快な歌とダンスで表現。公募のミュージカル未経験者が中高年ミュージカル劇団「発起塾」の塾生と競演。無料。申し込みは、往復はがき(1通につき2人まで)に住所、氏名、年齢、電話番号、希望人数、熟年ミュージカル希望と書いて、2月15日(必着)までに市文化振興財団熟年ミュージカル係(〒591―8037 堺市百舌鳥赤畑町1の3 電話072・252・3993)へ。定員500人。多数時抽選。

[ステージ]  top
毎日新聞社 2001.08.23 大阪夕刊 3頁 特集 (全480字)(010823D01210030)
★発起塾「コンビニ・ダンス・ストア!」 26日、大阪・フェスティバル・リサイタルホール。2000円(当日2500円)。(06・6774・2615)

「発起塾こうべ」がミュージカル公演 来月7、8日、神戸市で/神戸  top
毎日新聞社 2001.06.22 地方版/兵庫 24頁 (全228字)(010622F63628240)
 50歳以上の中高年を中心としたミュージカル劇団「発起塾こうべ」は7月7、8日、神戸市中央区東川崎町1の神戸新聞松方ホールで公演する。
 神戸21世紀・復興記念事業の一環。中高年パワフルミュージカル「荷車よ、北北西に進路を取れ!」(7日午後午後6時半開演)と、中高年オムニバスミュージカル&ジャズライブ「バック・バック・バック」(8日午後3時半開演)の2作品。料金は両日とも2500円。前売り2000円。問い合わせは同塾制作部(06・6774・2615)へ。

[支局長からの手紙]伊賀憲司・高知支局長 中高年劇団/高知  top
毎日新聞社 2001.04.23 地方版/高知 19頁 (全1165字)(010423F61539190)
 今月15日に高知市東部球場であった第54回春季四国地区高校野球選手権の県代表決定戦は、明徳義塾とセンバツに出場した高知が対戦しました。明徳義塾が14対5で高知を降しました。今年のセンバツで、初戦突破した高知の校歌が甲子園球場で流れました。明徳義塾の校歌は、ベスト8だった昨年のセンバツなどで聞きました。2校の校歌はともに元高知高校教諭の橋詰泰二さん(故人)が作詞しました。妻喜美子さんは県内では少ない日本画家として、活躍しています。先日、高知市寿町の自宅を訪ねました。
 喜美子さんは1958年から日本画をかいています。高知市のホテル「城西館」などに作品が飾られています。今月4日から6月18日まで、東京など全国5会場で開かれている日春展(日展日本画部春季展)で6回目の入選をし、「浜の唄」が展示されています。
 喜美子さんは毎月1回、京都市である所属日本画団体の研究会に参加しています。
「作品を持って出かけます。時間も交通費など経費もかかる。大都市の人に比べ、不利です」と話します。
 芸術の質の向上を目指すと、地理的なハンディキャップは確かにあります。しかし、違う立場でいると、気持ちは楽になります。
 今月20日に高知市の県民文化ホール(オレンジ)であった中高年の素人ミュージカル劇団「発起塾こうち」の公演を見て、改めて思いました。出演者は下手でした。しかし、これまでミュージカルと無縁だった中高年がやってみたいと挑戦する気持ちが伝わってきました。
 公演は大阪の秋山シュン太郎さんが総合演出しました。県内で50歳以上の素人を対象に出演者を募りました。県内から集まった21人は最高68歳。昨年5月から月2回練習しました。公演では、他府県の劇団員らも当日加わって「荷車よ、北北西に進路を取れ!」を上演しました。  しばしばせりふが出なくなったり、忘れたりしました。黒子の女性が後ろに回って小さい声で教えました。それが客席にも聞こえてきます。棒読みやとちりも何度もありました。開演前に出演者があいさつで「せりふを忘れていることもある」と言っていましたが、その通りでした。しかし、参加者は生き生きしているように見えました。
 高齢者のための遊園地を造ろうと、お年寄りらがジャズバンドを作り、寄付金集めの演奏旅行に出かけようとする。お年寄りらはジャズ演奏の経験もないし、病気も抱えています。家族らの反対で一度はつぶれましたが、熱い思いが通じ、テレビ取材をきっかけに動き出すとのストーリーです。劇団の姿とストーリーが重なって見えました。
 秋山さんはプログラムに「技術的には未熟ですが、出演者の思いは熱い」とし「発起塾は人生の質を向上するためにある」と書いています。そういう見方をすれば、2時間の公演は楽しいものでした。
【高知支局長・伊賀憲司】

中高年の音楽劇教室の2期生募集−−発起塾わかやま/和歌山  top
毎日新聞社 2000.11.23 地方版/和歌山 写図有 (全307字)(001123F61730261)
 50歳以上の中高年のための音楽劇教室「発起塾わかやま」(秋山シュン太郎塾長)が2期生を募集している。和歌山市小人町の市あいあいセンターで29日、説明会とダンスや歌の体験授業がある。
 対象は演劇未経験の50歳以上。月2回の練習で、10カ月後の公演を目指す。教材費などを含む入塾金1万8000円、授業料1回2000円。発起塾は「人前での発表や音楽が苦手な人でもプロの講師が親切に指導する。同じ興味を持った人と演劇を楽しく学びましょう」と呼びかけている。1期生は先月20日、和歌山市民会館で「荷車よ、北北西に進路を取れ!」と題したミュージカルの初公演を開いた。問い合わせは発起塾(06・6774・2615)へ。
【田中謙吉】

[ひろば]読者・記者  top
毎日新聞社 2000.08.18 大阪朝刊 10頁 生活 (全225字)(000818K01317100)
 7月に紹介した50歳以上のミュージカル教室「発起塾おおさか」の初公演を見てきました。大阪市内の劇場で観客は605人。出演者への花束もどっさり届いていました。
 何といっても楽しかったのは歌と踊り。手足の動きがそろってなくても、ほとばしるものを出すんだということでは全員一致の全力投球、一人一人存在感があり、舞台を狭く感じました。次は「発起塾わかやま」が10月に公演を予定しています。ご意見は〒530―8251 毎日新聞大阪本社学芸部シニア係へ。
【大西康裕】

[ひろば]記者・読者 「発起塾おおさか」の初公演  top
毎日新聞社 2000.07.07 大阪朝刊 23頁 生活 (全243字)(000707K02017230)
 発声に気を取られると動作がおろそかに、動作を合わせようとすると声が小さく……歌って踊っても簡単ではありません。でも、力強い歌と踊りがピタリ決まると演じる方も見る方も気持ちいい。
 「発起塾おおさか」の初公演のチラシも完成しました。裏にキャスト一覧があります。本名ではなく芸名の人もいました。名前から変身しようというわけでしょうか。それにしても女性が多い。男性は何をしているのでしょう。
ご意見は〒530―8251毎日新聞大阪本社学芸部シニア係(FAX06・6346・8204)へ。
【大西康裕】

シニアの演劇人気 生活にハリ、人生に輝き 「水戸黄門」やミュージカルも  top
毎日新聞社 2000.07.07 大阪朝刊 23頁 生活 写図有 (全834字)(000707K01917231)
 大衆劇あり、ミュージカルあり――シニアの演劇が多彩に広がっている。いくつになっても新しい自分に出会いたいと歌って踊る。
その楽しい活動の現場をのぞいた。 【大西康裕】
 名古屋市の「カガヤキ劇団」所属、加藤やよさん(75)は月1、2度の公演で忙しい。劇団員16人、平均年齢70歳。主舞台は特別養護老人ホームだ。出し物は「水戸黄門」。加藤さんは、劇の中に登場する旅回り一座の座長を演じる。「岸壁の母」を歌う。花笠音頭もある。江戸時代に変だとの声もあったが、「見てくれる人になじみがあるから、ええがね」と採用された。
 カガヤキ劇団は市が公募した演劇講習会に1年間通った仲間が、そのままバラバラになるのが惜しくて結成した。会費を集めて地元のプロの指導を受けている。
 加藤さんは「拍手もらうとうれしくて。生活に張り合いができた」と話す。16人のうち男性5人は全員妻がいるのに対し、女性11人のほとんどは夫を亡くしているという。加藤さんもその1人だが、「なぜでしょう。妻を亡くした男の人は出てきません。私は夫が亡くなってからの方が自分の人生と思えるのにねえ」。
 昨年10月から活動を始めた「発起塾」(大阪市)は、劇場で有料公演を打つ本格志向のミュージカル劇団だ。50歳以上の初心者を対象に募集すると、約300人の応募があった。大阪、京都、和歌山、高知などでけいこが続いている。
 発起塾おおさかの初公演は来月に迫った。塾長で演出家の秋山シュン太郎さんの指導、塾生のけいこに熱が入る。歌やせりふ、ふりつけが少々違っても気にしない。ただ、声が小さいのは困る。「もっと大きく」と声が飛ぶ。
 演じるのは、秋山さん作の「荷車よ北北西に進路を取れ!」。主人公の松子や家族から邪魔者あつかいされるお年寄りが、老人のための遊園地をつくろうとする物語。
その呼びかけのためにジャズバンド結成の話を織り込んだりして、リズムもストーリーも現代と向かい合っている。
■写真説明 初公演が近づき、発起塾おおさかのけいこは熱を帯びる

演劇やりませんか 中高年のためのミュージカル教室誕生 来月、高知市に /高知  top
毎日新聞社 2000.04.06 地方版/高知 写図有 (全484字)(000406F67039231)
 シャル・ウィ・ミュージカル?――中高年のためのミュージカル教室「発起塾高知」が5月、高知市に誕生する。塾を運営する劇団「虚航船団パラメトリックオーケストラ」座長で高知市出身の高石黒白(こくびゃく)さん(41)=大阪市阿倍野区=が、県民に参加を呼びかけている。
 発起塾は中高年に表現意欲を発揮してもらおうと、同劇団演出家で、高石さんの夫、秋山シュン太郎さん(42)が設立。昨年10月の大阪市を皮切りに、これまでに全国4カ所に塾を展開。高石さんら劇団員が、歌や演技を指導している。
 高石さんが高知市出身という縁で、県内にも塾を設立することになった。
 対象は50歳から100歳までの演劇経験のない人。定員約80人。練習は月2回で、市内の公共施設を会場に予定。入塾料など年間1万8000円と、練習1回ごとに2000円が必要。来年3月ごろ、練習の成果を公演で披露する予定。
 高石さんは「音楽や演劇への夢を、今も持ち続けている年配の世代が大勢いるはず。 年齢を理由に自分を抑えず、私たちと一緒に演劇に取り組んでほしい」と話している。  問い合わせは同塾高知事務局(088・841・5260)へ。

「発起塾」が塾生募集 プロの指導を受けてミュージカル公演を目指す/和歌山  top
毎日新聞社 1999.11.30 地方版/和歌山 (全381字)(991130F71830210)
 50歳から100歳までが対象というユニークな音楽劇教室「発起塾・和歌山」が、塾生を募集している。演劇経験のない人が対象で、プロの指導を受けてミュージカル公演を目指す。
 発起塾は今年10月、大阪市天王寺区に誕生したばかり。塾長の秋山シュン太郎さんが演技を教えるほか、音楽や振り付けなどの専門スタッフがそろっている。秋山さんが南紀熊野体験博の市民ミュージカルを演出したことがきっかけで、和歌山市でも開塾することになった。参加資格は「初心者であること」。専門家の指導を受け、来年秋の公演に向けて月2回、同市内で練習する。音楽担当の扇雀阿女さんは「引っ込み思案の中高年の方、ミュージカルで青春を取り戻しましょう」と呼びかけている。
 説明会は12月8日午後6時、和歌山市民会館で。定員80人、塾費は月5000円。問い合わせは、発起塾(073・436・2095)へ。【田中謙吉】

[老い]楽しむ・支える 発起塾 50歳からミュージカルを  top
毎日新聞社 1999.09.22 大阪朝刊 12頁 家庭 写図有 (全968字)(990922K02113121)
 50歳から100歳までの人のための音楽劇教室「発起塾」が、大阪市天王寺区に誕生する。プロの指導を受け、来春には成果をミュージカル公演で見せる。
 塾名は、一念発起からとった。「全くやったことのないことをしてもらう」と塾長で脚本・演出を担当する秋山シュン太郎(42)さん。だから参加資格は「演劇経験のない人」。でも年齢も含め例外を認め、車いすの参加も受け付ける。
 秋山さんがこんな教室を思いついたのには、一心寺日曜学校(同区)での5年間の経験がある。講演あり、芝居ありで50、60代を中心にこれまで750人が生徒になっているが、音楽担当の扇雀阿女さん(27)は、「芝居の中で役者が『ふるさと』を歌うことになっていて、サン、シと拍子をとると、客席から一斉に歌声が上がって大いにあせった」ことがある。秋山さんは、「座って見聞きするだけでなく『何かしたい』という叫びが聞こえる」という。このパワーをミュージカルに導く企て。
 せりふや歌、踊りの基本レッスンから始まる。せりふの練習には織田作之助の短編の読み合わせが考えられているが、歌と踊りは、ビートの利いた曲になる。扇雀さんは「日舞や民謡という固定した考えでは通用しない。日曜学校でみんながんがん踊ってます」と“ノリ”は心配していない。演奏は、管楽器をメーンにしたバンドの協力を求める。しかし、いずれ元バンドマンや音楽教師に参加してもらって自前のバンドを持つのが夢だ。
 今回の参加者は第1期生になる。秋山さんは、「毎年参加すれば、生徒ではなく劇団員。そうなると、各地へ公演に行ける。高齢者の“燃焼したい”という意欲に接すると実現するのではと思えてくる」と話している。
 定員は公演に必要な30人から。けいこは主に同区内で10月以降の隔週水曜日の午後6から。塾費月5000円。発起塾(06・6774・2615)。10月6日第1次締め切り。
【大西康裕】
 ◇60代以上の趣味◇
    女性          男性
(1)園芸  (52.3%) 園芸   (49.2%)
(2)手芸  (25.9)  日曜大工 (31.5)
(3)和、洋裁(21.9)  ビデオ観賞(16.9)
(4)観劇  (16.5)  写真   (16.0)
(5)音楽会 (15.4)  映画   (15.7)
数字は参加率(1年間に1回以上行った人の割合=レジャー白書’99より)

■写真説明 秋山さんは「続ければ、みんなうまくなれる」