「青春」の額(贈:高橋充生)


この額は、当院の安静室の壁に掛けられています。
当院開院記念に現秋津鴻池病院放射線科技師:高橋充生氏から
贈られた記念の額である。
内容を読んでメモされてゆくお年寄りが多いので
コピーしてお渡ししています。


 青 (サミュエル・ウルマン)


 青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

 年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いがくる。

 歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

 年が70であろうと、16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

 小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

 人は信念と共に若く   疑惑と共に老ゆる。
 
 人は自信と共に若く   恐怖と共に老ゆる。

 希望ある限り若く    失望と共に朽ちる。
                                                


 
 
 
 注釈(高橋充生)
 サミュエル・ウルマン(1840〜1922)
  フランスからアメリカに渡った移民。アラバマ州バーミンガムで荒物商を
 営み、後に学校、教会の運営にもかかわり、詩作に励んだ。
  80歳の誕生日に記念出版した「From the summit of years four scores」
 (80歳の年月の高みにて)に収めた一節が「How to Stay Young」である。      
 
 編者補注 1)上記の「座右の銘」はサミュエル・ウルマン著の「青春」から、我が朋友「高橋充生」氏が
          抜粋・構成したものである。
 編者補注 2)写真右が高橋充生氏。左は明日香のガラス工芸家:高橋直樹氏。