せつなゆ魂

登場人物



ケイ

「私はカガクシャになりたいの。
 自分の理論を実験で
 実証するカガクシャ。
 最高だと思わない?」

数学と物理を愛する高校3年生。物思いに耽ると周りが見えなくなる性格で、授業中も上の空でいることが多い。そのため成績は自慢できるほどではない。バスケットボール部に所属。大学受験が控えているため、部活動にはあまり参加していない。タロットカードを最近購入し、占いに興味を持つという女の子らしい一面もあるが、一方で人の気持ちを察するのが苦手なため、今まで恋愛らしい恋愛をしたことがない。アイスクリームなど甘いものが大好き。ケーキバイキングに行きたいがお小遣いが足りない。将来は科学者になりたい。

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雪奈

「ケイはヤマアラシのジレンマって
 言葉、知ってる?」

「これ以上私を知ろうとするのは
 やめにしない? ケイの探究心とか、
 未知を解き明かそうとする
 科学力とか、そういうところ
 大好き。でもね、
 深入りされると、私、怖いの」

ケイの同級生。いつも冷静。髪も肌も白く、冷たい印象を与える。勤勉な性格で、ケイに勉強を教えてあげている。高校生とは思えない豊満な体(特に胸)で、本人にとっては強いコンプレックスになっている。そのためかダイエットに関心があり、甘いものは控えている。

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ナユタ

「以上のように俺は、
 運命は予測可能だという命題が
 正しいことを証明した。
 Quod erat demonstrandum.」

《無限》に住むDeathという種族。現在の瞬間を正確に観測する能力と、次の瞬間を正確に予測する能力を持つ。そのため数学的帰納法によって、彼は遥か未来を予言することができる。ケイに彼女の死期を告げるために現れた。ケイとの出会いは、閉塞した世界を淡々と生きてきた彼にとって刺激的で、彼は少しずつ彼女に惹かれていく。見た目はタレ目の優男だが、魔力を解放すると、犬歯が伸び、耳が尖り、体中に紋様が浮かび上がる。怒ると平気で人間を殺すので、彼と付き合うことは文字通り命懸けである。

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アソウギ

「ボクね、知らないって言葉、
 嫌いなんだ。次、
 そう答えたら……ふふ、アナタの
 舌を噛み切っちゃうかもよ。
 アナタ、綺麗な唇してるから、
 すごく楽しみ。」

ナユタの妹。彼を追いかけて《無限》からやってきた。ナユタに対して、強い恋愛感情を抱いており、彼に近づく女性を敵と考える傾向がある。剣を使わせたら《無限》で右に出る者はなく、まだ幼いにも関わらず神格4位を拝している。胸は現在発展途上。性に対して興味があり、彼女の台詞の70%以上が性的発言である。発言だけではなく、実際にケイの胸を鷲掴みにする行動力もあるが、褒められると赤面する純情な一面もあり。

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セツナ

「零は優しく慈悲深く
 等しく全てを包み込む。
 悠久の刻も久遠の絆も
 零と相掛けて定型留められず。」

《零》の使いにして、Judgementと呼ばれる種族。ネハンジャクジョウの娘。白銀の髪はオーロラを映すと言われる。人間からは大天使と崇められているが、ナユタやアソウギのようなDeathからは、「fool(愚者)」と罵られている。ケイに降りかかる危険を払ってくれる女神のような存在。穏やかな性格の一方で、Deathに対峙した時は豹変し、挑発・罵倒など非常に口が悪くなる。おそらく口喧嘩では最強。その他、彼女自身に特別な能力はないが、優秀な武器と優秀な姉達のおかげで、Deathに対抗しうる戦闘力を身に付けた。

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イチ

「誰が死なせるもんか。
 俺がケイを守る。守って見せる!」

ケイの同級生。バスケ部の元キャプテン。
単純で自信過剰。ケイに好意を寄せている。

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ムリョウタイスウ

《無限》の王。人間も《零》も滅ぼそうと狙う野心家。
人間の魂を戦力として使う。

ネハンジャクジョウ

《零》の女王。セツナの母。人間と愛し合うという禁忌を犯し、
それゆえfoolと呼ばれることもある。