センチピードグラスの成長過程はこんなんです

  種子は種でも、平均しては種翌年夏頃には、右のように見事なセンチピードグラスのターフ(シバの茎葉)が出来ます。
ここまで出来れば、好光性の雑草種子が飛んできても発芽できません。残った多年生雑草雑草をひき抜く程度で、雑草管理はほぼ必要ありません。
 このターフの深さは、畦畔土壌が肥沃なため25cmもあります。
 (2002.6.24志賀町木戸の南端地区で撮影)

1 発芽〜分げつ初め
(2001.6.26志賀町木戸ほ場整備小村田地区でサンプリング。4.18は種でもこれだけばらついた生育ステージが  ありました)

時計まわりに、こんなふうに成長します

時計まわりに、初生葉から分げつ初めまでの草姿です。
種子は種では、発芽まで20日程度かかります。だいたい本葉数枚から分げつ初めで梅雨明けし夏越しをします。そして秋には分げつし、ランナーを伸ばし始め、ランナーの数とランナーの各節からの分枝と発根で一気に繁茂します。
発芽した初生葉と本葉が出始めた頃は、他のイネ科雑草との見分けがつきにくいです。特にオヒシバと小さな頃はそっくりです。でも見慣れると、センチピードグラスの特徴がわかります。

2 ランナーが出始めてから
(以下は2003.6.9〜安曇川町西万木の井上拓弘のマルチをはった田面定植から)

2003/6/9

2003/7/6 2003/7/18 2003/8/5
ちょっと肥切れ気味だが・・・ ムカデシバの本領発揮 ランナーの節から分岐 まるで鬼ヒトデのよう
4/上ビニールハウス内は種のやや肥切れ気味の苗を植えました 定植後ほぼ1ヵ月でランナーが伸び始めたところ ずんずん伸びて、節から分げつしています 四方にランナーが伸び始めた(左下へ)
2003/8/31 2003/9/22 2004/6/12 2004/9/18
とにかく伸びて広がる
さらに四方八方に

田面に広がり、万年転作田の管理が楽になりますように

翌年6月にはざっと被覆 9月にはほぼマルチ上を被覆しました

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