
12月が近づいてくると、ここ数年必ずやることがある。一つ目はM社時代の後輩がアメリカのシアトルから送ってくれたクリスマスカードを卓上に飾ることである。開拓時代のアメリカ、雪に包まれた季節、そりの着いた馬車に乗った夫婦が町に買出しに出かける。薪を抱えた隣人が挨拶を交わす。飼犬がついてくる。静かで平和で素朴な生活の雰囲気が伝わってくる。二つ目は「クリスマスジャズ」というタイトルだったと思われるMDを朝の仕事の前に流すことである。誰が歌っているのかは知らない。しかしそのクリスマスカードを見ながら、聞きなれたクリスマスジャズを聴き始めると、今年もそろそろ終るのかという感じになっていく。そして師走に突入、私の仕事も来年の5月頃までだらだらと断続的に続く繁忙期を迎える。
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