「近畿●●●界」という我々●●●の業界新聞に、ある●●●の方が「数の幻想」と題した随筆を書いておられた。“数値に依存しすぎてはいけない。自らの幸せを数で評価するのではなく、楽しいとか嬉しいとかいう素直な気持で感じ取れる感性を持ちつづけたい“とあった。同感である。 しかし我々●●●あるいは経理関係の仕事に携わる限り「数字」を離れることはできない。最終的には数字で動く世界に自分の職業を見出している以上、仕方ないことと考えている。とくに経営者の方と話す場合、数字を抜きにしてはいけないと考えている。昨今の企業経営環境の厳しい時代にはなおさらのことと思う。 大切なのはそこからである。数字の生まれ出てきた環境、原因、事実の積み重ねを考えて行くことである。数字は企業経営においては結果であると同時に、それ以前にひとつの「道具」であると思う……企業の社会的な責任を実現するための。
その●●●の方のお話のなかに年賀状の数のことが出ていた。年賀状の枚数がその人の交際範囲の広狭を表すということについてである。さしずめ私など極めて交際範囲の狭い人種であろう。Eメールなど、この2ヶ月に2通という少なさである。だからといって別に何とも思わないが、ひとつだけ気にしている数がある。2合飲んでも1合と手帳に書く。これも「数の幻想」か?
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