様々の個性をいかして
ホーム 上へ 四角いスイカ

 

大学を出て入社した会社で同期入社の●君が事業部長になったことを耳にした。いい大学を出て、最初からエリートコースを歩んでいたように記憶する。考えてみると私達もそんな年代にさしかかったようであり、きっと数年のうちには新聞紙上で新社長やら新なんとか長官やらに知った顔を目にすることになるのだろう。そんな顔が一つ、二つ浮かんでくる。

いくつかの能力が優れている人がその能力を必要とする組織の長になっていくのは当然といえば当然のことである。しかし人間の能力はそういう能力だけではないし、人間は能力の有無で評価されるものでもない。様々の個性をもった人間がそれぞれの得意分野で精一杯努力していくことがこの社会を豊かにしていく。したがって大切なことは自分自身を見つめて、自分自身と向き合い、悔いのない人生を歩む努力をすることにつきると思う。

昨年の11月号で御紹介した我家のハム君が先日天寿を全うしました。小さな身体で健気に生きてくれたことに感謝しつつ家族全員でお別れをしました。しばらくは何も飼いません。 暑い日が続きますが、ご自愛ください。

H13/8

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