<太陽光発電の良い点・悪い点>
こんだけイイ事ばかりな訳がないですよね?太陽光発電の良い点と悪い点を挙げてみましょう。
−良い点−
1.年間利回りが意外と良い。
これは説明の必要がないですね。
2.環境に良い。
温室効果ガス(GHG)を排出しない、クリーン発電として注目されています。
また、太陽光発電システムを製造する時に使用する電力と同じ量の電力を、システム自身が発電する年数
(エネルギー・ペイバック・タイム(EPT))は、メーカの試算で2〜3年となっています。
3.光熱費を抑えられる。
これは年間利回りにも通じますけどね。我が家にチビは3人居まして、大きくなったら真っ昼間からクー
ラーガンガンになっても、結構補えると思います。また、我が家にはエコウィルも導入していて、エコウ
ィルと太陽光発電は補間関係に有りますから、上手に使えば光熱費を抑えられるでしょう。
4.停電時にも電気が使える。
昼間限定ですけどね(笑)
宅内に一カ所だけ自立運転時のコンセントを設置でき、1.5kWまで使えます。
夏の暑い時期には、冷蔵庫だけでも動かせると助かりますね。
−悪い点−
1.天候によって発電量が左右される。
もし異常気象なんかで、映画のデイ・アフター・トゥモローみたいな世界になっちゃうと、発電なんて無
理です・・・。
2.屋根の形状によって太陽光発電システムに制限を受ける。
太陽光発電システムは、パネルを載せれば載せるほど、1kWあたりの単価は下がります。従って、載せられ
るだけ載せられればイイのですが、屋根の形状や大きさによっては、それが制限されてしまいます。
当然、屋根がどの方角に面しているかによっても、発電効率は違います。
3.住環境の変化によって発電量が変わる。
南面にマンションや、3階建ての戸建てが立ったりしたら、嫌になりますね・・・
4.電力会社は余剰電力の購入に消極的??
これが一番のリスク要因なんです。しかも、現実的でこれをやられたら一巻の終わりなんです。
これは私見なんですが、前ページにもありました余剰電力の購入単価表について、関西電力のHPからは一
発で行けず、HP内検索を使ってやっと辿り着けた感じです。オール電化は押せ押せですが、余剰電力の購入
には今ひとつの様ですね。
もう一つ、太陽光発電は昼間のピーク需要に合った発電で、電力会社も助かるとの言葉をよく聞きますが、
果たしてそうなのでしょうか?揚水発電という発電施設があり、夜間の安い電気代を使って水を汲み上げ、
昼間のピーク需要時に水を流して発電するものです。関西電力管内には合計4,916,000kWの揚水発電があり
ますので、わざわざ夜間料金の3.6倍の金額を出して余剰電力を買ってくれるのでしょうか?でも、これが
買うんですね。これはRPS法(電気事業者による 新エネルギー等の利用に関する特別措置法)と言う法律
で縛られていて、年間の販売電力量の一定割合を新エネルギー(風力・太陽光・地熱等)で賄わなければな
りません。そしたら仮にその割合を達成したら・・・関西電力はそれ以上買わないでしょうし、わざわざ高い代
金を継続的に払うのか・・・?そういった事で、電力会社は余剰電力の購入に消極的なんだと思います。
チーム・マイナス6%、COP3(正しくは、第3回気候変動枠組条約締約国会議。所謂、京都議定書)議長国等を
を考えると、これ以上(余剰電力購入単価の引き下げ)の事は国策で行わせないと思いますが・・・ただ、政
府・与党は産業界寄りですから、この先どうなる事やら・・・。
5.現金を持たざるリスク。
これは住宅ローンの繰り上げ返済でも同じですが、やはり何百万もを動かすわけですから、現金を持たざるリ
スクを抱えてしまいます。ただ、反面に現金を持つリスクもあるので、これは個人の価値観って事で。
6.屋根が見えなくなる。
屋根に拘りを持っていると人には、ちょっと辛いかも・・・
我が家も、屋根の瓦を50万円位掛けてモニエル瓦にしましたので、ちょっと痛いです。なおかつ、一番目立つ
面の屋根ですから尚更です・・・
ページ1:導入にあたっての考え方
ページ2:太陽光発電の年間利回り
ページ3:太陽光発電の良い点・悪い点
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