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ステンドグラスによせて(ステンドとの出会い)

 長年、心の中で温めてきた作品の一部ですが、退職を機に親子作品展(木彫りとステンドグラス・神戸三宮三菱UFJ銀行菱の実ギャラリー・平成23年6月8日〜7月10日)の機会が得られたことは幸いです。白黒の版画からPCを使用した多色版画まで、すべては『光の贈り物』と感じた遠い昔にステンドへの想いは始まっていたように思います。心静かにガラスを紡ぐとき、自分の心も紡ぐ想いで満ち溢れてきます。それは、母であったり、今まで自分を支えてくれた人々であったりと様々ですが、感謝、感謝の想いです。

 まだまだ、つたない習作ばかりですが、いつか、人の心をも温めうる作品を手掛けられたらと思っています。主にティファニーランプの制作を行っていますが、暇を見つけてはフットライトなどの小物制作も行っています。京都の知り合いのステンド作家にいただいたステンド飾りの手鏡に喜ぶ娘や家内の様子を見て、これなら自分にもできる、こんな物で喜んでくれる人もいると知ったのが芽生えです。

 しかし、機会があればいつかはやってみたいと漠然と思ってはいても、どこで教えてくれるのか、まだ現職であった教師をやりながらでは(土)(日)しか習える日もない、果たして(土)(日)に教えてくれる教室なんてあるのだろうかと心の隅に長らく留めておくだけの日々が続きました。そんなときです、いつも友人との待ち合わせに使っている離宮公園近くの行きつけの喫茶「まあま」で、その店のママとカウンターに載っているステンドグラスの話になったとき、自分の想いを話したのが運命の出会いとなりました。偶然にも常連客の中にステンド教室を運営されている方がおられる、(日)の教室もしているから習いたいのなら電話を入れておいてあげるよとのことで、さっそく先生のお宅を訪れることになり、僕のステンドへの夢はにわかに現実の色をおびはじめてきたしだいです。

 その後は、いつか自分で自由自在にガラスを焼き上げ、自分だけの創造力溢れる作品を仕上げられるようになりたいと、夢はふくらむばかりです。3年後には、アトリエ喫茶「まあま」にて小物の販売を開始予定です。ステンド教室の開校については未定です。何もかも同時にスタートは出来そうもありませんね。夢の実現にむけて気ばかりあせる今日このごろですが、あせらずに一歩ずつ踏みしめて前進したいものです。

 
アトリエ志賀(平成26年設立予定)によせて

 3年間の時間講師という第二の人生が無事に終わり、息子の就職が決まり、娘の大学卒業を見届けたのちは、おいらの人生の再出発。もう何も遠慮はしないぞ、好きなことを好きなだけやってやってやりまくるぞ。車は念願のキャンピングカーにかえるぞ、日本国中旅から旅のスケッチ放浪人生するぞ。分け入っても分け入っても蒼い山・第二の放浪の詩人の種田山頭火するぞ。たった一度きりの人生、夢を追いつつもやりたいことは全てやるぞ。
 滑りまくるそんなぞ、まってろよ俺の空・俺のゲレンデ・・・たおやかなお前の肌を一生感じ取って志賀の展望台に立ち続けてやる。

 シャリシャリという車のチェーンの音に慣れずに寝付けなかった大学1年生、それがいつのまにかチェーンの音を聞かないと寝付けなくなっていた大学4年生。まさに信州・長野県はおいらの第二の古里。「美味しそうな林檎ですね」「一つ持っていき」、大きいのは自然だけでなく、そこに住む人々の心までが大きく温かい。そんなことを肌身に感じながら過ごした学生時代。残念ながら『信州大学に行けば』という、おいらの言葉は愚息の耳には届かなかったのが残念無念ではある。

 いつかきっと俺を育てたあの孤高の山なみよ大自然よ、腐りきった下界・都会の人間の醜さ・卑しさにはあきあきしたぜ。俺はお前が限りなく大好きだぜ、本物の男が男でいられる場所、待ってろよ俺がお前を愛でてやる。お前は俺に足の裏で雪面を感じ取る人生、心で人を見つめる人生を教えさずけてくれた。その反面、いつも大胆かつ繊細に一歩、また一歩と慎重かつ大胆に歩む人生そのものを厳しく教えこんでくれた。お前となら全てを燃やしつくしても価値あることを俺は誰よりもよく知っている。信州大卒の山男だからな、いつか第二の古里のお前の胸懐に帰る宿命だったんだよな。  

とりあえずの、出先『アトリエ志賀』を長野県千曲市のスナック『バーディー』におくことにする予定。
ここは俺の大のファンのママ(例の浅間山荘事件で撃たれた機動隊員が運び込まれた上田市の小林脳外科の元看護婦)の経営する店なんだよな。
  今でも高校・大学の仲間達みんなで旅行やスキーのついでに必ず立ち寄る店なんだよな。ここのママは、看護学生時代には、毎晩のように俺たちの下宿に遊びにきては夜遅くまで話し込んでいたよな。誰も信じないだろけど、3年間毎晩のように遊びにきていても、何事も起こらない男と女の関係で俺はよくおじゃまむしとよんだりしていたっけ。

 さて、まずは手始めにここでの小物販売をやらせてもらうことからアトリエ志賀の足がかりを築く予定なんだよな。他人と同じことをしていては夢の方から逃げていく、では夢をどうやって現実のものにかえていくか(教師一人の給料で・・・)がこの十年おいらの頭の上に重く重くのしかかっていたっけ。
漠然としていた夢の下絵がやっと完成し、少しずつ現実の色を帯びてきはじめた今が一番充実の時かな・・・。
人が心に思い浮かべないものは決して実現はしない・・・だよね。
 

 

親子作品展
 (木彫りとステンドグラス・神戸三宮三菱UFJ銀行菱の実ギャラリー・平成23年6月8日〜7月10日)