週末恒例・大人の五体投地


2002年11月24日(日) 「奉仕する」

 舐めるのはいいものです。アレがないと始まらないし、終わらない気がするのです。もちろん、されるだけじゃなく、するのもダイスキなんですが。

 ところが女性の中には舐められるのが嫌い、と言う方もいらっしゃるようです。嫌い、というか恥ずかしいのがその理由だそうですが。

 何と言いますか、SEXというものは「相手に如何に奉仕するか」という側面が強いと思われます。相手の悦ぶ顔が見たい、悦ぶ声が聞きたい、というキモチが大事なのだと思うわけです。もちろん人それぞれ、カップルそれぞれでしょうが、少なくともワタクシは「奉仕されるよりもする」コトに喜びを感じるタチなのです。

 ところが、「舐められたくない」と言われるとそのワタクシの「奉仕する悦び」は満たされないことになるのです。もちろん嫌がるようなことをするのは信義に反しますし、ワガママを通すのはSEX本来のあるべき姿ではないのは百も承知しています。

 かなり昔のことですがある女性とめでたくベッドインすることが出来ました。当然ワタクシとしては、舐めにかかるわけですが、身をよじって拒否されたのです。何度挑戦してもダメでした。そこで、思い切って尋ねてみたのです。
「どうして舐められるのがダメなんだ?」
「だって、汚いから」
もちろん、事前にお風呂にも一緒に入りましたし、彼女が生理中だった、と言うこともありませんでした。
「汚くなんかないよ」
「うん…」
「じゃあ、どうして?」
「不味い、らしいの」
「へ?」
話によると以前彼女はつきあっていた男性に舐められたときに「不味い」と一言言われ、それがずっとトラウマとして残っていたのだそうです。同じ男性として許せないことです。
「そんなことないよ、不味いなんてありえない」
「そぉ、かしら…?」
「まあ、任せて」
かくてやっと彼女の秘所に舌を這わせることが出来たのでありますが…正直驚きました。不味いどころか、美味しいのです。少しクセがありますが、絶妙な塩加減と柔らかな舌触りが何とも言えません。
「美味しいよ」
「え、そう?」
その瞬間の彼女の晴れやかな顔は何年経った今でも忘れることは出来ません。

 味覚の違い一つで女性を苦しめたり悦ばせたりするのです。奉仕する以上、ウソも何でも最初から最後まで奉仕し続けなければイケナイ。どうしても好みの味でなかったらマヨネーズでもケチャップでも使ってみればよろしい。それはそれで新たな世界が開けるのではないか。ワタクシはかように思うわけなのであります。

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