週末恒例・大人の五体投地

2002年5月12日(日) なんでこんなにキモチイイ?」


当たり前のようにセックスはキモチイイ。

しかしホントにそうなのか?

昔々からキモチイイのか?

動物の種類にもよるものの、多かれ少なかれ気持ちはイイみたい。

ですが、ここまでキモチイイのはやはりニンゲンだけのようです。
一説には女性の快感は男性のそれの500倍。
もし男性がその500倍の快感を手に入れたら、イッパツで死んでしまうとか。


なんといっても人類最古の職業が「売春婦」であったということが

セックスの快楽を人々が貪欲に求めた、ということを証明しています。


いったい何のために?

何のためにキモチイイのか?

気持ちよくなってしまったばっかりに、得るものも多い反面、失うものも多いセックス。

それをここまで貪婪なまでに求めるのはなぜか?


セックスの結果に待っているものは、妊娠、出産、子育てです。

人間の子どもは他の動物たちに比べ非常に育てるのに手がかかります。

最近では一人前になるのに、20年、30年は当たり前。

馬や牛の仔は生まれてすぐ立ち上がって歩くというのに、

ヒトの子が立ち上がるのには1年近くもかかります。

また出産の痛みも生半可ではない。

そんな苦労と引き換えにしても余りあるのがセックスの快楽なのでしょう。


人類は頭がいい。

昔は暗くなるとすぐイタしていたのに、ニンゲンは明かりを持ち暗い夜を押しやったのです。

さらに明るい夜に退屈でないよう、物語を作り、文字を作り、本を作り…

人々は様々な娯楽を求めたのです。まるで快楽を貪るかのように。

挙句の果てには映画、テレビ、ゲーム、パソコン、インターネット…

かつては穴グラの壁に動物の絵を描くくらいだった「娯楽」がここまで発達しました。

しかし、それは先進国だけ。そう、少子化の進む先進国だけなのです。

第三世界ではまだまだ娯楽が少ない。夜も暗い。

そしてそれらの国々では人口の急激な膨張にあえいでいます。


これでセックスが気持ちよくなかったら?

誰もセックスなんてしないでしょう。

出産や子育ての苦痛の見返りもなく、本能だけで繁殖できるほどのレベルに、

人類の理性は収まりきらなくなったのですから。


今夜も。

快楽を求めて人々は励みます。

一人でも、二人でも、三人でも。

オス同士、メス同士。

様々なパターンの快楽を求めて…

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