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「隔靴掻痒」
かくかそうよう

結婚前まで数ヶ月にわたり、
日曜日だけ書き続けたシリーズです。
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筆者:3太郎より





2004年4月4日(日) 「久々合体、なるか?」

 にゃんこをなんとか寝かしつけて、白昼のリビングでわんこと良いムード。

 胸をもむと母乳が溢れる、女体の神秘に瞠目しながらもなんとか炎をかき立てよう、と手や舌を総動員。やっぱり母乳は甘かった。

 しかし手を下へと伸ばすとわんこは「コワイ」と言って身をよじる。ンなアホな、ココまでガマンしてるのにそーら殺生や。ボクはガマンできても愚息はガマンでけんっちゅうて青筋立ててますがな、ほれほれ。

「そやけどコワイ。子ども産んでから自分でもどうなってるか不安で触られへんし、まだ見てもない」
「ほたらボクが見たるし触ったるがな」
「いや、やめて、お風呂でも充分洗えてないから」
「え? ほたらあのロシア人みたいにチーズくさぁなってるんか? きょ、興味あるなぁ」
「アカンって! また今度、ね」
「ほたらどない落とし前つけてくれますのんや」
とおよそ先程までの良いムードとは打って変わった雰囲気のまま、わんこはお口でいたしてくれることに。

 ……さあ、ぼ、ぼちぼちイクで、というときに狙いすましたかのように泣き声を上げるにゃんこ。お前はなんちゅう親不孝な奴や、言葉がわかるようになったらまず真っ先に「TPO」っちゅうやつを教えたる、教え込んだる、とブツブツ言いながらボクはにゃんこを抱きかかえたまま、わんこに続きを催促。

 しかしにゃんこは泣きやまず、結局わんこがオッパイをあげたままで継続することに。妻のオッパイに食らいついてる娘の姿を下目に見つつ、何とかフィニッシュするのは誠に妙な気分だ。これは「授乳プレイ」としてしばらくマイブームの予感ですらあるのであった。

 しかしそんな状況の中でも、ただひたすらにオッパイにだけ集中している娘は、大したものだ、とも思うのであった。

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