足の指の間が痒くなる日記

2001年12月8日(土) 「大阪ことばあそび〜あくまでも言語学につき その2

あくまでも言語学的な観点から大阪ことばを覗き見る
この基本姿勢を頭の中にまず叩き込んでから読むこと。いいね?わかったね?


お待たせしましたぁ!

本日は男性器編。そう「チンコ」です

酒の勢いでイっちゃいましょう!

こういうテキストをあげると「ダダケモン(わがままで駄々をこねるヤツ)」みたいですが

しばらくの間お付き合いを願います


さて、一口に「チンコ」て言うても、

大阪ことばではもともと「子ども」特に「男の子」を指すんですな

しかしもともとは「チンポ」が先に存したようで、その語源を調べてみると
(1)チヒサキホ(小穂)の義か。<名言通>
(2)チヒボフシ(小法師)の略訛<上方語源辞典>
(3)チホの訛り。チは男の陽の意<俗語考>
(4)チンは子どもの性器を言うシジ(似指)からで、指に似て小さい意。ボは「鉾」の義<暉峻康隆 「すらんぐ」>

(出典:男樹語彙の基礎知識さま)

いずれにしても「子どものモノ」「小さいもの」を指すようですな

さて、「大阪ことば事典」には「チンコ」で掲載されております

「チンコ」(名詞)
(1)背の低い人の称。形容詞「チンコイ」の名詞化
(2)陰茎のことを言う小児語


なるほど。ちゅうことは、もともとは「チンコイ」からきたようで…

「チンコイ」(形容詞)(対義「オッケェ」大きい)
小さいこと。「チッコイ」は、この促音化

やっぱり「小さい」から離れらんようで。なんとも複雑な気分ですな

「チンコイ」から「子ども」の意味が強まり、以下のような派生語があります

「チンコ芝居」…子供芝居
「チンコロ」…小さい犬ころ。また小男。多分に愛称的な意味が強い

「チンコのまじない」
幼児がうっかり何かで頭を打ったりすると、
お婆はんなどが「オオ、よしよし、チンコノマジナイ、チンコノマジナイ」と言いつつ、
指先に唾をつけてその部分を軽くなでてやったものである。=「痛いの痛いの飛んでいけ」「チチンプイプイ」


こ。これは…チンコノマジナイ…すばらしい!ワンダホー!びゅーちほー!

もう、「痛いの痛いの飛んでいけ」などと穢れたことばを使ってる場合ではおまへん

これよりは「オオ、よしよし、チンコノマジナイ、チンコノマジナイ」

「チンポクラブ」のみなさま!ともにこのマジナイ、広めましょうぞ!


さて、明日はもう少し学術色を強めて「大阪ことばにおける悪口雑言罵詈誹謗中傷」編です

おったのしみにぃ♪

日記才人の投票ボタンです
片言隻句
君の手を しっかと握る ポケットで

偉大なる返句集
次の行く先 相談する指  まうまう様
次に会える日数えてる指   発条様

戻る     次へ    前へ