足の指の間が痒くなる日記
2001年12月7日(禁) 「大阪ことばあそび〜あくまでも言語学につき その1」 あくまでも言語学的な観点から大阪ことばを覗き見る この基本姿勢を頭の中にまず叩き込んでから読むこと。いいね? さて、大阪ことばで恐らくもっとも有名なことば…それは なんといっても「おめこ」でしょう ああそこそこ、引かない引かない 場合によっては「おまんこ」より卑猥に感じますね なかなかしかし両方とも、奥深いことばですので いやいや、そういう意味やなしに ちょっとその語源をひだひだまで探ってみましょう まず、標準語?に敬意を表して… 「おまんこ」 古代中国語で「陰門処」と書いて、「ウムンコ」。 「陰門」(ウムン)は密やかな入り口、「処」(コ)は場所を表す。 即ち体の秘密の入り口がある場所という意味で、日本に伝わり「おまんこ」に転訛したと思われる (出典不明〜3太郎のネタ帳より) なるほど…完璧な説明ですね。しかし、大阪ことばはもう少しシンプルかつストレートです 「おめこ」 語源は恐らく「女子(めこ)」であろう。「おまんこ」「ぼぼ」などとは決して言わなかった す、すとれーと…豪速球ですね…またちょっと面白い話も載ってました 奈良東大寺三月堂に、俗に「おめこ大黒」と呼ばれる木造の大黒天立像があり、 その右手は金剛拳と言われる「印(いん)」を結ぶ その「印」が女握り(こぶしの人差し指と中指の間から親指の先を突き出した形)に 似ていることから、この俗称が生まれたとされる (以上:大阪ことば事典より一部抜粋) 気の毒な大黒様もあったものです… また女ことばでは「おめこ」を「おそそ」と言います 「おそそ」 「それそれ」と指す意味から「そそ」と言うことばができたとされる 大正中期までまだパンティが普及しなかったころ、女の子がうっかり裾前をはだけたりしていると、 「そら、おそそのご開帳」と軽くたしなめられたと言う (出典:同上) いやいや。お勉強になりますね 電車のなかで大股開きしてる女子高生に言ってみよう 「そらそら、おそそのご開帳」 そういえば昔「探偵!ナイトスクープ」という人気娯楽番組で 越前屋俵太探偵が「大阪弁がどこまで浸透しているのか調べて欲しい」という 視聴者の依頼に基づき東京は銀座の交差点の真ん中で 「おめこーーーーーっ」と叫んだものの、誰も振り返らず。 よって大阪弁の浸透度はまだまだであるといえる、という名作がありましたな… さあ、明日は男性器編「チンコ」が登場します。お楽しみに! ヤメロトイッテモ、モウヤメナイ |