足の指の間が痒くなる心意気
2004年2月16日(月)「育児の温度差」 |
やや子が産まれて早、二週間。毎日順調にミルク飲んでウンチもシッコも垂れつつ、よく寝ています。 可愛いのは可愛いのですが、大部分は「赤ん坊としてのかわいさ」であり、まだまだ笑ったりはしないので本格的な「目の中に入れても痛くない可愛さ」を憶えるのはもう少し先ではないのかな、と漠然と思うのです。 哺乳類や鳥類など、子の世話をする生物は小さくて丸いモノを可愛い、と思う様にプログラミングされていると言います。これがいわゆる「母性本能」です。この母性本能は特定の遺伝子が働く事で生み出されるものだそうで、その遺伝子にはある対象を見ると「可愛い!」と反応する情報があらかじめインプットされています。その対象の条件とは「小さい、丸い、(体に比して)頭が大きい」ということです。人や動物の赤ん坊、そして鳥のヒナはまさにそれらを満たしていると言えます。つまりボクにとってやや子はまだ、「小さくて丸くて頭の大きい、可愛い生物」の域を出てはいないのです。 ですが妻・わんこからは、もうすでに母性本能の炎がメラメラと吹き上がっています。毎日毎晩「あー、可愛い。あー、可愛い」と言いながら乳をやっています。文字通り自分の腹を痛めて、乳という自分の血肉を分けて育ててる我が子ですから当然なのでしょうが、もう一つやはり「わんこは女性だから」ということが大きく左右しているような気がします。でもやっぱりなんか、置いてけぼりみたいで悔しい。 何度も言うようですが、ボクだってやや子は可愛いと思ってます。ただ、それは飽くまでも赤ん坊としての可愛さであり、自分の子どもに対して思うべき「焦がれるような可愛さ」では未だないのです。そのうちにやや子が目を合わせて笑ったり、「パーパ」とか言い出したら本気で可愛くて可愛くて仕方なくなってしまうのだろうとは思うのですが。 とにかくやや子を心の底から可愛いと、一刻でも早く思いたくて、今は育児に精を出しています。その結果、もし「マーマ」より一時間でも早く「パーパ」と呼んでもらえたりしたら、もう本気で溺愛しちゃいます。今度はひとつ耳元で「パーパ」とかささやきながら、あやしてみましょうかね。 |