足の指の間が痒くなる心意気
2004年2月4日(水)「かわいい、と言うよりもむしろ…」 |
感動と興奮の出産から一夜たち。じわじわとうれしいですね。ただ我が子を「かわいい」とは正直まだ思えないのです。実感がない、と言うところなんでしょうか。 ガラス越しに見る我が子は、これでもかっちゅうくらいに小さいです。かわいい、というよりもむしろ「小さい」ということに感動します。顔の大きさなんかボクたち夫婦の4分の1か、5分の1くらいしかないのに、目もちゃんと二つあって、口の中には舌まであって、鼻にはちゃんと穴が二つあいているのです。文字通り「モミジの葉っぱ」のような小さな手には指がちゃんと5本ずつあって、指の先にはキッチリ爪まで生えてます。当たり前、と言えば全くその通りなんですが、ボクはすごいなぁ、と素直に思ってます。ボクもホントにそうだったんでしょうか? 5才くらいの時に指が5本にいきなり枝分かれしよったんちゃうかな、とか。 こいつも最初は、ボクと彼女のそれぞれの細胞だけの存在だったのに……。その細胞が一つずつ出会って、そこから分裂を繰り返して、わずか10ヶ月の間にしっかり人の形になって、しかも命まで与えられて産まれてくるんですね。そのことにとにかく感動します。 ただひとつだけ許せないのは、産まれてまだ一日が二日しか経っていないのに、頭の毛がボクより多いことです。なんか、とっても納得いかない。 まだかわいいとは思えないものの、守ってやらねば、とは強く強く思います。そして一刻も早く心の底からかわいいと思えるように、とりあえず携帯の待ち受け画面をやや子の顔アップにしてみたりして……。これはこれでとても照れくさいのですが。 |