足の指の間が痒くなる心意気
2004年4月3日(土)「お宮参り」 |
お宮参りに行って来ました。選んだお宮さんは、阪神タイガースの監督、コーチ陣、ナイン一同が開幕前に必勝祈願することで知られる「廣田神社」です。 早朝からの雨は昼前には上がり、我が子・にゃんこの運の強さを強く予感させてくれました。親父は雨男だというのに……。早くも父を凌駕する勢いを示してくれます。 うらうらと穏やかな日射しの中、桜咲く参道を親子三代7名がゆっくりと拝殿に向かいます。絵馬堂にはタイガースのトレードマークの刷り込まれた絵馬に、「V2祈願」の文字が所狭しとぶら下がっています。ご祈祷受付をすませて柵の中へ。にゃんこは母の懐ですやすやと眠っています。 神主さんの叩く大太鼓の「ドン!」という大きな音にもお経とモンゴル民謡「ホーミー」のまぜこぜになったようなワケ判らん祝詞にも、全く動じる気配なく、にゃんこはぐっすりと眠り続けています。 しかし突然、背後で一般参拝客が投げたお賽銭が「チャリーン♪」。そのとたん、ぱっちりと目を開ける我が子。……いったいどんな子に育つやら。将来、有望です。 |
2004年4月4日(日)「泣き声判別機」 |
親戚からのお祝いに貰った“泣き声判別機・Why Cry”。要は泣いてる赤ん坊のそばに置いて1,2分待てばその子がなんで泣いてるのか、たちどころに当てて進ぜよう、と言う代物であります。 感知した泣き声は「空腹、眠気、ストレス、不快(どっか痛いとかオムツが具合悪いとか)、退屈」の5つに分類され、裏にはそれぞれの泣き声の対処法がバッチリとかかれています。 さてその対処法ですが、以下のようになっております。 ・空腹=授乳をしましょう ・退屈=一緒に遊びましょう ・不快=オムツや衣服をチェック。歯が生えてきたのかも ・眠気=寝返りをさせましょう。優しくあやしましょう。 ・ストレス=暗いところで動かさず抱いてあげましょう。 にゃんこはつい先ほどまで、この“Why Cry”によれば「ストレス」に該当する泣き声でギャアギャア泣いておりました。書いてあるとおり、暗いところで動かさず抱っこしてあげていました。……泣きやみません。そしたら妻・わんこが起きてきてオッパイをあげたら一発で泣きやみました。 その前は「退屈」でした。一緒に遊びましたがますます泣き叫びます。わんこがオッパイをあげると、一発で泣きやみました。 お前はぜーんぶソレかい! ……いらんがな、こんな機械。 |
2004年4月5日(月)「阪神ファン化洗脳計画」 |
ボクとボクの父母は阪神ファンなのですが、妻・わんこの父母は妻も含めて巨人ファン。愛娘・にゃんこをどっちのファンにするか、この3日間は暗闘が続きました。 しかし娘のお宮参りに阪神タイガースゆかりの「廣田神社」をチョイスして、「我が子の健康な成長」以外にもきっちり「タイガースV2&日本一」をお祈りしてきた甲斐あって、見事に巨人相手に3タテ! もはや娘・にゃんこはタイガースファンになるべくこの世に生を受けた、と申し上げても過言ではありますまい。 開幕ゲームはわんこの両親と一緒に5人でテレビ観戦していましたが、わんこ父はタイガースの勝利がほぼ決まったとたん、にゃんこをボクの腕から奪い取ってテレビの前から姿を消してしまいました。そんなことしたって今日から「にゃんこ阪神ファン化計画」をいよいよ発動させるのに。 第一段階〜乳児期 ・子守歌を「六甲颪」にする。 ・寝間着にはタイガースのユニフォームを着用させる。 ・ガラガラの代わりに応援メガホンを振らせる。 第二段階〜幼児期 ・家のテレビのチャンネルを全部「サンテレビ」に固定。 ・甲子園の雰囲気にできるだけ早くなじませる。 ・動物園行ったら虎しか見せない。 第三段階〜学童期 ・そろそろ読み出す新聞は当然「デイリースポーツ」。 ・友達も阪神ファンだけ選んでのおつきあい。 ・ランドセルは赤じゃなくって「タテジマ」にする。 これだけやればもう完全にトラキチ娘の製造完了間違いナシだと思うのですが! しかし今からにゃんこがどっちのファンになるのかで、両家と彼女の関係も大きく左右されそうです。それならあいだをとって中日ファンとか。そうすればお小遣いとかお年玉への影響も心配しなくてよさそうかな、と。 |
【サンテレビ】…兵庫県のローカルUHF局。甲子園の阪神戦完全中継で知られる。というかそれしかない。 【デイリースポーツ】…トラキチのトラキチによるトラキチのためのスポーツ紙。阪神の勝敗如何で売上げが決まる。 |
2005年7月9日(金)「乳毛剃る」 |
無事に5ヶ月を超えた我が娘【にゃんこ】は相変わらず元気満点です。オッパイも良く飲み、夜泣きもせずに良く眠り、そしてなによりも良く笑ってくれるのがうれしい。近頃は何とかお座りもできるようになってきたし、名前を呼ぶとニッコリしてくれたりで、今がまさに可愛い盛りなのです。旬です旬! も〜いわゆる目のなかに入れても痛くないって気持ちですか? ソレよ〜くわかります。 残業続きの毎日ですが、それでも少し早く帰れる日や休みの日にはにゃんこをお風呂に入れてあげます。両親に似ずお風呂が大好きなにゃんこは、体を洗ってあげてるときも、浴槽に浸かっているときも、始終上機嫌。ですが油断は禁物なのです。 何にでも興味を示し、気になればサッと手を伸ばし、ムギュッとつかみ、口に入れてハグハグするのが今の時期。石鹸まみれの自分の手をしゃぶろうとするのはアサメシ前で、石鹸本体はおろか、シャンプー、スポンジ、果てはカミソリまで。まさに手当たり次第であります。 そこでそう言う有象無象のモノどもを、ことごとく手の届かないところへおいてから入浴させるようになりましたが、興味の種は尽きないようで。……そしてついに、彼女の目下の興味はボクのオッパイに移ってきたのでありす。 にゃんこの目線を胸元に感じます。つかもう、とばかりに手をバタバタブンブン振り回してます。……爪が痛いって。ヲイヲイ、なんか口がパクパク動いてるぞ。欲しいんか? ん? 欲しいんか? ホレ、ほれ、吸え。吸ってみれホレ! ……ペッ、ってなんやねん。ちぇ。よ〜しゃ。明日は乳毛剃って再挑戦や。 |
【目のなかに入れても痛くない】…それほど可愛い、ということ。実際に入れたらソレで一生食える。 【ハグハグ】…赤ん坊が何でも口に入れてしゃぶり倒すさま。歯がないのは最高にイイ、っていうけど。 |