足の指の間が痒くなる心意気
2003年9月23日(火)「こよりのように、クイクイと」 |
妻・わんこも妊娠6ヶ月目。先日、産婦人科の主催する何度目かの母親教室に行ってきた。 そこで習ったのは「乳頭マッサージ」。素晴らしい響きである。嗚呼、にゅうとうまっさーじ。妻が身重になる前は、毎晩のようにやってあげていた、乳頭マッサージ。ボクはボクなりに乳頭マッサージには自信があったのだ。 しかし、今回妻の習ってきたソレは、常識を覆すモノであった。第一、目的からして違う。やがて産まれてくる赤ちゃんが、オッパイを吸いやすいように、かつ、赤ちゃんの激しい吸い込みにも耐えられる、しなやかで強い乳首を作り上げる為のモノなのである。 手法としてはこよりをひねるようにクイクイと縦に横に引っ張りながらつまみ上げる。やっていくうちに乳頭は柔らかくなり、そしてその皮膚は強くなる。しかしそれはとてもとても痛いのだそうだ。 上手くいけば乳首から乳汁(「にゅうじゅう」と読む。しかしボク的には「ちちじる」のほうが好みだ)が浸みだしてくる。おまけに乳首も赤ちゃんの吸いやすいように、1cmは伸びてくるのだそうだ。 ぜひボクも手伝いたい、と申し出たのだが、これがなかなか難しい。痛さの加減が当人でない限り判らない、と言うこともあるが、ボクがやるとついつい舌や細かい指テクを使ってしまい、本来の目的から大きく逸脱してしまうからである。 一刻も早く乳頭マッサージをマスターして、赤ちゃんの為に最高の乳首を作り上げてみたい。乳汁なるものに早くお目にかかりたい、そしてあわよくば味わってみたい……と、両手の指でこよりをひねる仕草を、電車のなかでも怠らない毎日なのである。 |