足の指の間が痒くなる心意気

2003年9月18日(木)「便乗セールに見る商売の秘訣」

 あっちこっちで優勝記念セール。しかし本当本物の「優勝記念セール」は本家本元・阪神百貨店にのみ許される呼称であって、その他のモノは全て便乗セールなのである。

 職場の近所の商店街では、ノボリに堂々と「阪神優勝便乗セール!!」と大書してあり、それが実に潔く、実に清々しい。かたやその他のショッピングモールや商店街ではまことに姑息な手段で“便乗”をやっている。

 「おめでとうセール」「Vセール」「優勝セール」……その看板のどこを探しても「阪神」とか「タイガース」とは書かれていない。但し決まって看板やチラシのバックの色は、黄色と黒のだんだら模様である。要するにセコい。手段も、値引きも、とにかくセコい。せっかくの18年ぶりのタイガースの優勝を記念するセールなんだから、先のノボリのように堂々と便乗するか、もっとガツンと値引きして欲しいものである。

 特に今日の昼に食ったカレーうどんは、ひどくてセコかった。「カレーうどん通常640円→半額320円」と書かれたチラシが、だんだら模様の看板の上に所狭しと貼ってある。よっしゃ、これは食わなあかん、とのれんをくぐって注文。

 ……出てきたカレーうどんは、うどんは少ないわ、揚げは少ないわ。思わず店のオバチャンに向かって「えっ? これでホンマに普段640円も取ってるん?」と、心の中でつぶやいてしまったほどである。あのうどんは絶対3本は少ない。いくら320円でも全然お得感はなかった。しゃあないか、この値段やし、という後味の悪い諦観とともにうどんをすすり上げた。

 せっかくやねんからこのセールで、「えっ? これでホンマにこの値段でええの? 納得お得!」と感心するくらいのモノを出せば、目先で少々赤は出ても、いい宣伝の機会にもなり得たのに。

 昔から言われていることではあるが「損して得取れ」。この格言は実に多くの真実を含んでいるのである。

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