足の指の間が痒くなる心意気

2003年8月11日(月)「ちょんまげ胎教」

 そろそろ妻・わんこのお腹の中の我が子も、外の音が聞こえ始めると言うではないか。となると、胎教というモノを考え始めねばならない。

 やはり出産のその瞬間まで24時間ずっと一緒にいる、母親であるわんこの気分やその周辺の環境が、即、胎教そのものとなると言っても良いだろう。

 わんこ自身も胎教に目覚めたらしく、よく家のコンポで音楽を聴くようになったようだ。たびたびコンポのスイッチが入ったままになっている。ははぁんCDでも聴いとったんやな、きっとクラシックや。さてはモーツァルトか、とプレイボタンを押す。

 いきなり始まったのは「水戸黄門のテーマ」。うわぁ。続いて「銭形平次」「大江戸捜査網」「江戸を斬る」「必殺仕掛人」……とにかく濃い。延々と続く時代劇のテーマソングの津波。CDのタイトルは「ちょんまげ天国」。こんなもので胎教をしていたとは。

 またわんこは「映画もよく観るようになった」といっていた。休みの日にはケーブルテレビで映画三昧なのだそうだ。まさかそれも、とケーブルTVのスイッチを入れてみる。きっと彼女のことだから、最後に観たときからチャンネルを変えてはいまい。TVのブラウン管にデカデカと映し出されたのは、出演者全員が見事にちょんまげ。そう、時代劇専門チャンネルである。

 さあ、いったいどんな子になるのやら。わんこのお腹から出てきた途端、医者や看護婦に見得を切って「てめったっちゃ人間じゃねぇ。叩っ斬ってやる!」(by「破れ傘刀舟・悪人狩り」)とか言われた日には! ……まあそう言ったとしても何も出来ないから安心だが。

 とにかく彼女は「ちょんまげモノ」を聴くと落ち着く、のだそうだ。悪代官や悪徳商人がバッサバサ斬られるのを観ると、脳内にα波があふれ出すに違いない。なんだか不安と期待が綯い交ぜになりながら、ボクは彼女のお腹が、日に日に大きくなるのを見つめている。

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「ちょんまげが あれば幸せ 時代劇」
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