足の指の間が痒くなる心意気
2003年3月12日(水)「ちょんまげ中毒」 |
しばらく前から、涙腺がゆるい。ゆるゆる、どころかガバガバだ。テレビを見ても本を読んでも、気がついたら泣いている。 ところが先日映画に行ったとき、周囲の客席の人たちがこぞって泣いていたのに、ボクは全然泣けなかった。しかし、また別の映画を観たとき、逆に周りの人たちは全然泣いていなかったのに、ただボク一人だけ、しゅくしゅくと涙と鼻水をすすり上げていた、ということもあったのだ。 どうも近頃、周囲の人との会話やコミュニケーションにズレや違和感を感じていたのだが、いよいよそれが本格化してきたのか、と悩みかけたがそのわけはすぐに判った。 ボク一人泣いた映画は時代劇。泣きながら読む本はいつも決まって時代物。泣いちゃうテレビも時代劇。 ……どうやら小説でもドラマでも「頭にちょんまげを乗っけてる人が出てるモノ」でないと心の動かないカラダになってしまったようだ。 そのうちきっと、「志村けんのバカ殿様」を観ながら滂沱たる涙を流すようになってしまうんじゃないだろうか。とってもヤバイと思ってる今日この頃なのでござる。 |