足の指の間が痒くなる心意気

2003年1月31日(金)「恐怖の和式便所」

 今まで散々「和式トイレはアカン」とか「トイレはやっぱり洋式でないと」などと書き殴ってきたが、その根底にはあるおぞましき記憶が根ざしている、ことを昨日思い出した。

 あれは小学生の頃。当時小学生にとって、トイレで大をするのは至難の業だった。もしトイレの個室から出てくるところを見られようものなら、まず「ウンコ虫」扱いは免れ得ない。

「いやーっ。こいつ、ウンコしとったぞーっ!」
「ギーッチョ!(=えんがちょ)」
「ベベンチョカンチョ鍵閉めたーっ!(=同)」
「クッサ〜ッ!」

「……お前ら、ウンコせぇへんのかっ?!」
などと叫んでみたってサディスティックな快感に駆り立てられた子どもにそんな正論が通用するわけもない。その日一日はクラス中からウンコ虫扱いをされるのである。

 しかしあの時、ワタクシはヒジョーーーッに切羽詰まっていた。授業終了のチャイムの鳴るのを、襲い来る荒波に耐えながら、ただひたすらに待ちこがれていた。

 チャイムが鳴り、礼もそこそこにトイレへダッシュ! 小学校のトイレは当然のように和式一本槍だ。一番手前の個室へ駆け込みズボン、パンツをおろししゃがみ込む。
(ま、間に合った〜っ)
思うさま排便する。不思議なモノで大をすると同時に小も出る。それまで尿意なんて覚えてないにもかかわらず。

 いつもなら座りションベンすると、便器の底に張られた水と尿とで、軽快な水音がするのだが、この日に限って音がしない。しかし、その瞬間は排便の快感をむさぼるのに夢中で、何が起こっていたのか全く気づいていなかった。もうすでに悲劇の幕は上がっていたというのに。

 さあ、コトが終わった。スッキリ爽快。パンツを上げてズボンを上げて〜、っと……うわ。ズ、ズボンが冷たい!冷たいぞ! 何故だ!? なんでなんだ!?

 ……そう、あまりに慌ててズボンを充分にズリ下げてなかったため、あろうことか中途半端な位置に留まっていたズボンに向けて、ションベンを存分にヒッカケテしまったのだった!

 とにかく見られないウチにここから出なければ。幸いにしてトイレには誰もいない。ズボンに出来た大きなシミを必死に隠しつつこそこそと教室に帰り、こそこそと体操服袋を取り出し、再びトイレにこそこそと引き返し体操ズボンをこそこそと穿く。そこまでの一切を誰にも見られなかったのは不幸中の幸いだった。

 それ以来、和式トイレに入るときはホースの向きを確かめてから放尿するようにしているのである。

 ワタクシは、和式便所が嫌いだ! 大っ嫌いだ!!

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