足の指の間が痒くなる心意気

2002年12月28日(土)「披露宴の余興」〜結婚への道

 わんこの友人二人が披露宴でそれぞれピアノとギターを披露してくれるという。

「何かリクエスト、ないですか?」
という問いに大甘えで二人で好きな曲を羅列する。
曰く、ビートルズ、クイーン、ドリカム、ドボルザーク、シングライクトーキング……洋の東西も新旧も無視した脈絡の無さに、かの友人達は若干閉口気味ながらも何とか要望に応えようと真摯に向きあってくれる。

 特にピアノの彼は、
「あ、コレなら何とか弾けそうです」
と早速二、三曲を練習しておくと、頼もしいお答え。片やギターの彼はリストを前に押し黙っている。
「俺……フォークしか弾けないんです」
「あ、そんなんいいよ、気にせんで。なんでもいいよ」
「そうですか、すいません」
「で、いつもはどんな曲を?」
「ええ、『かぐや姫』とか」

 まさか披露宴で「神田川」とか「赤ちょうちん」とか。あまつさえ「22才の別れ」とか。
「あ〜なたに さようならって言えるのは 今日だけ♪」って。困る。困るぞ。あ、アレは「風」だったか。まあ、そんなことはどうでもいいや。

 どうせなら賑やかにいきたい。そうだ、音頭なんかどうだろう。音頭と言えば「ドラえもん音頭」ではなく、やっぱり河内音頭。どうせなら河内家菊水丸あたりを呼びつけて新聞(しんもん)を詠ませる。「3太郎とわんこの結婚音頭」とか。ええなぁ。夢やなぁ。そうなると司会は当然のように浜村淳。「さてみなさん。浜村淳でございます」うわー。鳥肌立つなぁ。もう、そこまで行ったら余興には「桂雀三郎と満腹ブラザーズ」を呼んで来て、「ヨーデル食べ放題」でも披露してもらわんとヨ〜ロレイヒ〜……

 脳内で妄想を繰り広げているうちに、ギターの彼はますます押し黙る。

「あ、そうや! あれなら弾けます!」
「お、なになに?」
「『地上の星』by中島みゆき」

 ……うれしいねんけどな。あの唄はおっちゃんも好きやねんけどな。「みんな何処へ行った 見送られることもなく〜♪」って。やっぱりちょっと、披露宴には。

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