足の指の間が痒くなる心意気
2002年12月21日(土)「結婚と環境問題」〜土曜日のクソマジメ |
今度こそ幸せな新婚家庭を築くべく、着々と準備が進んでいる。例えば家電や家具の購入もその一環。前嫁のわずかな残り香を塗りつぶすように、わんこの色がこの部屋に徐々に浸み込んでくるのがなにより嬉しい。 わんこの言うところの「買い換えたいリスト」によるとその筆頭は冷蔵庫である。彼女が目をつけた冷蔵庫は今話題の、地球に優しい「ノンフロン冷蔵庫」。フロンガスを使用しない冷蔵庫である。 地球をとりまく大気圏の地上から20km〜40kmには、オゾン(O3)が集まって層をつくっており(オゾン層)、太陽から放射され免疫力の低下などの原因となる有害な紫外線を跳ね返し、皮膚ガンや白内障などからワタクシたちを守ってくれているのだ。 この人類、いや、地球上の全生物にとってかけがえのない大切なオゾン層が、冷蔵庫やエアコンの冷媒として多用されているフロンガスによって破壊され、特に北極南極の両極地方に集まってオゾン層に大きな穴を空けている。これが“オゾンホール”のメカニズムなのである。 しかしいくら環境に優しいからと言って、まだまだ使えるものをむざむざ捨ててまで、新しい商品を買う、と言う行為にはどうも矛盾を感じて已まない。電気代も従来品と比べ格段に安いようだが、いったい何年使えばモトが取れるというのか? 「地球に優しい」は往々にして「財布に優しくない」のである。 …いや、こういう事を言ってるうちはまだまだオゾンホールは大きくなり続けるのだ。財布に空いた穴よりも、大気の穴を塞ぐコトの方が先決だ。 |