足の指の間が痒くなる心意気

2002年12月22日(日)「いつか王子様が」〜日曜日の恋愛論

 いつか王子様が白馬に乗ってわたしを迎えにやってくる。

 女の子のみならず、男ですらそういう恋の訪れにあこがれを抱くときがある。どこか知らない世界から突然誰かがやってきて、激しい恋と共に今のこの環境を一変させてくれないか。もちろん王子様なのだから見目麗しく爽やかで、そして当然のようにお金持ち。

 されどやはり現実はそう簡単には行かないモノで、王子様は待てど暮らせど現れない。そう、幸せは歩いてこない、だからコッチから行くんだよ。というわけでその辺のカエル何ぞを捕まえて、片っ端からキスをしてみる。ひょっとしたら悪い魔法使いの魔法が解けて、王子様に早変わりなんてすまいか、と。あるいはカエルを王子様だと思いこんでみようと努力してみたり。

 ところがやはりカエルはカエル。いつまで経っても両生類。魔法なんかには掛かってはいない。仕方なくカエルを王子様だと思いこんでみたり。それでもやっぱりカエルはカエル。いつかその現実に痛いほど気付かされる時が来る。それはあなたに掛かった恋の魔法が醒めるとき。

 でもカエルにだってステキな恋の歌が歌える。背伸びせずとも大事な恋はこのカエルが運んできてくれた。そして恋の魔法はずっと醒めないまま。

 思いこみでもこう思いながら死ねるのも幸せだろう。
「やっぱりこのカエルがわたしにとってたった一人の大切な王子様だったのだ」と。

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