足の指の間が痒くなる心意気
2002年12月2日(月)「アドレナリン」 |
アドレナリンの噴き出す瞬間。 起きたら始業時間だったとき。 「休みます」の言い訳を必死にシュミレーションしながら受話器を上げるとき。 なぜか電話になかなか誰も出てくれないとき。 やっと電話に出たのがあろうことか部長だったとき。 反射的に仮病の咳を出してしまったとき。 「休ませて下さい」と言ったあとの部長の沈黙に耐えているとき。 ズル休みなのに競馬場へ出かけて万馬券をとってしまったとき。 払い戻しに並んでいて鳴った携帯に反射的に出たら会社にいる上司だったとき。 「今、病院です」と言ってしまってから日曜だと気付いたとき。 「きゅ、救急病院です!」と口走ってから事態の更なる悪化を悟ったとき。 そのまま上司に馬券を頼まれて、思わず受けてしまったとき。 何とか電話を切ったら列の後ろのカップルに笑われたとき。 そして明日出勤して言うべき更なる言い訳を考えてる今。 心臓、もたない。 |