足の指の間が痒くなる心意気

2002年12月1日(日)「指輪」〜日曜日の恋愛論

 なぜ世の女性たちの多くは、指輪をはじめ、ネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーに多大なる関心を寄せるのか?

 もちろんそれらが貴金属、宝石の類でできていることもあるが、そうでない場合もあるだろう。例えば心から愛している清貧に甘んじている彼が贈ってくれたガラスの指輪。あなたはきっとそれを何よりも大切にするだろう。もちろん男であるワタクシの希望的観測でもあるが。

 今現在女性たちが身につけるアクセサリーの起源は、遠くエジプト・ローマ時代にまでさかのぼるという。そしてもともとはネックレスしかなかった。そう、奴隷が首に付けられていた、鎖のついた「首輪」である。そしてその慣習の対象が、やがて奴隷だけでなく王侯貴族の後宮の女性たちにも広がり、装飾性を加味しつつ指輪や腕輪へ変化していったという。当然古代のことであるからそこには呪術的な意味合いも多分に含まれていたであろう。つまり心臓に最も近い指とされる左の薬指につける、婚約指輪や結婚指輪には、ただ単に「あなたはわたしの所有物である」という意味合いの他にも、今なお呪術的な意図が込められているのではないか?

 現在ではそんな感覚はあまり意識しないが、それでもエンゲージやマリッジリングは「互いへの愛と忠誠の証」と言う意味だけでなく、やはり大切なパートナーと同じ指輪をはめるということで、古代から連綿と続く「指輪の呪力」を心のどこかで信じているからなのかもしれない。

 そして男がバーなどでつい結婚指輪をはずしてしまうのは、指輪の持つその意味から逃れようとしているからに他ならないのである。

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