足の指の間が痒くなる心意気

2002年11月25日(月)「いちびり」

注意! 今日のテキストには一部グロテスクな表現がございますことを、あらかじめおわび申し上げます。

 関西弁で「いちびり」という言葉がある。元々は「いちびる」という動詞の名詞化であり「いちびる人」という意味である。

 では、「いちびる」とはどういう行為を指すのか。コレがなかなか標準語に該当する言葉がなく、「調子に乗ってはしゃぐ」とか「悪ノリする」といったニュアンスが最も近いと思われる。

 冒頭で書いたように多くの関西人と呼ばれる人種はこの「いちびり属性」を多分に所有しているわけだ。よく言えば好奇心旺盛で何事にも首を突っ込む。「珍しモン好き」「新しモン好き」と言った属性もこのイチビリ根性から生じている。

 例えば市場に行く。すると、ちょっと珍しい食べ物が置いてあった。今日のおかずはカレーにしよう、と思って市場に行ったとしても、その「新しいモン」「珍しいモン」の魅力に負けて、ついつい買ってしまう。そしてお定まりのように後悔する、と言うようなことが非常にしばしばある、はずなのである。

 先日市場に行くと、コンナモノが置いてあったのだ。

魚。蒲焼きです


よく見るとヒゲが。そう、ナマズです。


この口!

 あまりの珍しさに衝動買いをしてしまったのだが、どうやって食べて良いか判らず。蒲焼きになっていたからとりあえず温めてごはんに乗せて食べてみた。

 …泥臭くて不味かった。トテモ不味かった。しかも買ったときはものすごく満足してるのだから、またタチが悪い。きっとこの先一生、このイチビリ根性と共に過ごしていくのかと思うと、正直わくわくしてくる。

 そんな自分をまた、この上なく楽しんでるんやから、イチビリちゅうんはたぶん死なな治らへんもんなんやろなぁ。

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