足の指の間が痒くなる心意気
2002年11月24日(日)「手をつなぐ」〜日曜日の恋愛論 |
異性との肉体的接触の第一段階。それは「手をつなぐ」という行為だろう。 最初は握手のように。そのうちに手だけでなく、もっと上の方の接触も相まって 指と指をからませる「お祈り型」の握りへ自然に移行、そして下の方の接触も…というのが理想的な進行パターンだろう。 一番最初に手を握る時。それは恋愛においては最大級の難関でもあり、とてもとても緊張する瞬間であることは、今も昔もそう変わらないだろう。 男女どちらから最初に手を握りにいくか、ソレはこの際問題ではない。どちらにしても、手を握りに行く方はやはり大きな緊張を強いられる。今日こそは、と想いを固めた途端、心の中では葛藤が始まっている。 (よし、握るぞ、よし、いくぞ…ふんっ、たぁっ…だ、だめだ…) (よぉし、今度こそ…! い、いかん、手が汗まみれだ…ゴシゴシゴシ) と言うようなことを幾度となく繰り返し、やっと手をつなぐコトが出来るわけだ。 そして、「お祈り型」への移行の際にも、最初の時ほどではないにしろそれなりの緊張があるだろう。 先日街を歩いていると、フォークダンスの「オクラホマミキサー」のような手のつなぎ方をしているカップルを見かけたが、彼らはきっと幾度となくそう言う緊張感のハードルを乗り越えてここに至ったのであろう。 彼らはまさに「手つなぎの神」と呼ばれるべき至高の存在なのだ。今度見かけたらそっと拝んであげたいと思う。 |