足の指の間が痒くなる心意気
2002年11月19日(火)「ウェスト103cm〜リベンジ編」 | ||||
さてさて。前回わが肉体にあう結婚式用の衣装が見つからなかった可哀相なワタクシ。このままでは羽織袴とウエディングドレス、という珍妙極まりない結婚式を演じてしまうのは、火を見るよりも明らかだ。何とかもうひとあがき、と再びウェディングサロンに出向く。 「お待ちしてました。今日はバッチリですよ!」 またも茶色の瞳のエキゾチックなお姉さんに導かれ試着室へ。 ビビリながらもズボンに足を通す。よし、入った。まずは第一関門突破。続いて問題のベストだ。 …お。おおお。やった。入った! 入ったぞ! 「やりました! やりましたよ!」 「よかったぁ〜」 お姉さんとわんこと3人で思わずガッツポーズとハイ・ファイブを繰り返す。上着を着せてもらって、わんこに感想を聞く。おそるおそる。 「ど、どぉ?」 「う〜ん…」 「…変かな?」 「鏡見てみ」 鏡の中には…馬車の御者がいた。
文句なしの下僕って感じ。しかし。これくらいで負けてなるものか。よ〜し。もう一着だ。 「こ、今度はどぉかな?」 「う〜ん…」 「…やっぱり変かな?」 「鏡見てみ」 鏡の中には…大阪ミナミ宗右衛門町のポン引きが立っていた。
サングラスなどを描き加えてみると、モロにポン引き。
坊主頭にフロックコートはあまりにも、あまりにも似合わなかった。つらい選択だったが仕方なく一着目で決定。お姫さまのエスコートにはポン引きよりも、まだ馬車の御者のほうが似つかわしい。 願わくば。御するのはカボチャの馬車ではありませんように。そう、今度こそ、解けるような魔法では困る。 |