足の指の間が痒くなる心意気
2002年11月3日(日) 「最期の恋」〜日曜日の恋愛論 |
いま、とても大好きな人がいる。その人のことが大好きで大好きでたまらない。 ずっと一緒にいたい。許されるのならジョンとヨーコのようにずっとずっとベッドに入って暮らしていたい。 あの人の髪の薫り、汗のにおい、甘い声、つぶらな瞳。ずっとずっと手放したくない。 …そう思うのはこれでいったい何人目だろう。前のときも、そしてその前のときも、やはりそう思っていた。これ以上人を好きになることはない、とそう思っていた。本気でそう信じていた。 でも、違った。 今の自分の気持ちは、昔の自分にウソをついてしまっているのではないか、と。ふと、そう身悶えしたくなるような気分に陥る。 今さら昔の恋に義理立てするわけではないのだが。 かつて大好きだったあの人たちは、僕のことを思い出すときはあるのだろうか?もし、思い出すのであれば、どんな記憶とともに昔をたどっているのだろう。僕はあの人達にきれいな思い出だけ残せたのだろうか? 「M」 ♪いつも一緒に いたかった となりで笑ってたかった 季節はまた 変わるのに 心だけ 立ち止まったまま あなたのいない右側に 少しは慣れたつもりでいたのに どうしてこんなに 涙が出るの もう、叶わない想いなら あなたを忘れる勇気だけ欲しいよ… word by 富田京子 忘れたい、と思ったことも幾度となくあった。でも、本当に忘れてしまうことは決してなかった。だからこそ、今の自分がココにいるワケなのだが。 きっとこれ以上の恋愛をすることはもうないだろう。今度こそきっと、この想いがウソにならないよう。ひたすらあの人のことを愛し続けていきたい。とにかく、これが最期の恋、なのだ。少なくとも、今この段階では。 |