足の指の間が痒くなる心意気
2002年9月16日(月) 「ブッキング」 |
式場の予約をした。仕事の都合を鑑み、真冬の結婚式。いったんは1月末に決まりかけるも、VIP招待客の都合が悪く、一週間流すことに。 2月2日、日曜日。 慶事にはもってこいの友引。ぞろ目でゴロもよいし、結婚記念日だって忘れようもあるまい。 しかし、予約直後から、何かが引っかかっていた。 なんやったかなーえーとえーとえーと。 わんこにいうのは少しはばかられるような何か、であることは直感が告げていた。 うーん…なんやったっけなー、え〜とん〜とえ〜っと。 顔はニコニコと話をしていても、頭の中はそれでいっぱい。 え〜とえとえと。早く思い出さな、ヤバイんとちゃうかな〜。えとえとえと。 わんこはやっと決まった日取りにほっと安心したのか、いつもよりにこやかだ。それと対照的に自分の顔が今ひとつ晴れないのを自覚する。 わんこがトイレに行ったスキに、自分の手帳を探り………あっと、その驚愕の事実に突き当たった。 …前嫁との結婚記念日(旧)やんけ… 何でこんなことを忘れていたのやら。 「わんこ、ごめん。実は今思い出した」 「ん? なにを?」 正直にわんこに告げる。 「わんこ、それでもこの日にする?」 「いや。絶対いや」 半ば泣きそうな顔で首を振るわんこ。 「…わかった。日を替えよう」 「おねがい、そうして」 「ごめん、すっかり忘れてたよ」 「もう! 何でそんな大事な日を忘れてたんよっ!?」 「…もう、前のことは忘れたんだよ」 「…うん」 「もう、わんこのことだけしか、覚えてないんだよ、ジュテームモナムー」 「キモッ!」 なぜか標準語まで駆使してわんこを必死になだめ、2月11日、建国記念日・大安祝日で予約を取り直す。 もう今度こそ、結婚記念日を忘れることはあるまい。なんてったって建国記念日。お外で右翼サンたちが騒がしくしないように祈るのみであるが、そうなったらそうなったでよけいに忘れまい。 我々の結婚記念日には全国の国民が門前に旗を掲げて祝ってくれるのである。しかも武道館では、コイズミ首相まで出席しての式典まで行われるのだ。さらに右翼サンたちも街宣車でかけずり回ってくれるのだ。 すばらしい。 こうなったら、ウエディングマーチの代わりに「君が代」。 これしかあるまいな。うん。 |
片言隻句 君が代で 千代に八千代の 愛誓う 今”愛”といったら 直江兼次 アキラさま いつの間にやら 愛も苔むす 3太郎 |