足の指の間が痒くなる心意気
2002年8月10日(土) 「吉野家の甘い罠」 |
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クジが大好きだ。できればその場で当たりハズレがすぐ判るヤツ。今、最も旬なクジといえば、吉野屋である。 毎月9日、10日は牛丼の日、と言っても別に安くなってるわけではない。スピードくじが引けて、当たればいろいろもらえる。はずれでも空くじなし。みそ汁or玉子引換券がもらえるのだ。いやすばらしい。
見て頂ければお判りだと思うが特賞は「吉野屋オリジナルタンブラー」なるものである。ネットで探ってみたがそれが如何なるモノか、知ることはできなかった。判らないものには興味を抱きようがない。むしろ2等ともいえる「並盛り賞」は文字通り並盛り1杯無料。これには心惹かれざるを得ない。ハズレ、すなわちそれ以外は全て「みそ汁or玉子の引換券」。 だが基本的にかつ純粋にクジにだけ興味があるのだ。クジをめくるときのあの緊張感と絶望感。当たったときの興奮…ああ、もうたまんない! とにもかくにも空くじなしなんだからとにかく喰えば喰うほど得する。と思いきやそうではない、と言う妙なお話。
実は本日、すでに昼食を吉牛で摂取。その時にもクジを引いたがそれはハズレだった。クジが大好きなんだから仕方がない。クジ引くためなら三食牛丼でもかまわない。夜食にも当然のように吉野家に行き、早速昼間のクジを差し出してオーダーした。 「大盛り、つゆだく。半熟玉子も」 「はい、ご注文以上で?」 「えと、あとコレでみそ汁を…」 「…あ、申し訳ございません。この券は11日からのご利用となります」 「え?あ、そうなん?…でも、みそ汁は下さい」 「はい、かしこまりました。…オーモリツユダクミソハンジュクイッチョー!」 …やられた。これで9日、10日以外にも吉野家に行ってしまうことが決定。普段吉野屋にはあまり寄りつかなかったが、このクジですっかりやられた。とりあえず明日も行ってクジを引くことになろう。そして吉野屋にこうしてハメられていくオッサンが、ココにもまた一人。 |
片言隻句 吉牛の 客は互いに 目を合わさず 彼らの心境 箸のみぞ知る 志さま 丼を抱えて 火花を散らす 3太郎 |