足の指の間が痒くなる心意気

2002年7月30日(火) 「風呂での奇癖」


子どもの頃、湯舟の中で漏らしてしまってからというもの、風呂に入ると小便がしたくなる。

長い独り暮らしのせいか、そのクセは治ることなく今に至っている。

30代半ばに差し掛かっても、未だにその衝動を抑えきれず、大変難儀している。

もちろん公衆の場─例えば銭湯や温泉などでは断じてしない…ように心がけているのだが。


風呂に入る前には必ずトイレに行っているにもかかわらず、

それでもしたくなるのだから人体の不思議を感じずにいられない。

かの有名な「パブロフの犬」にとって、唾液を湧き出させる源がベルの音であったように

ワタクシにとって排尿感の源が風呂へ入るという行為に、取って代わっただけなのであろう。


最近では冬も夏もシャワーだけで過ごしているが、それでもその悪癖は治らない。

湯舟につかる、だけでなく風呂場そのものが膀胱の何かを刺激するようにも思われる。

最近では開き直りつつあり、出るにまかせている、というのが現状である。

要するにキモチイイのである。

便器のあの狭い範囲にしなければいけない、というストレスはそこには微塵も感じられない。

コボシテシマッタラドウシヨウ、という金玉の小さい思考法は、そこには一切存在しない。

例え狙いを誤り、足にひっかけたって洗い流せば済むだけの話。

嗚呼、この解放感!

立小便のように軽犯罪にあたるわけでもなく、自宅でありさえすれば誰にも迷惑はかからない。

できれば子どもにもどって、その無邪気さを武器に温泉や銭湯の大きなお風呂で思う存分…

こう考えると胸の奥と膀胱が、同時にうずうずとうごめくのを感じる。



しかしこの先、同居人ができることでもあり、さて…

どうやって誤魔化しつつ、風呂放尿の快感を継続していくべきか。

これから風呂の中でじっくり考えたいと思う。

もちろんダダ漏れで。

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片言隻句

風呂場にて 誰にも言えぬ コトをして

入浴剤にあらざる色水
まうまうさま

キミも一緒に さあ、やってみよう!  3太郎
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