足の指の間が痒くなる心意気

2002年7月20日(土) 「オッチャン


いつの頃からか、子どもたちから「オッチャン」と呼ばれても違和感がなくなった。

逆に「お兄ちゃん」などと呼ばれるとくすぐったく感じるようになった。
決して「オニイチャン…」(with眼鏡ッ子&上目遣い&メイド服)ではないのある。


20歳前後でお決まりのように体力の衰えを感じ始め、

髪の毛とは「22歳の別れ」を演じ、

きっちり25歳で「お腹の曲がり角」を迎えた。

それでも「オッチャン」などと子どもたちから呼ばれようものなら、

ちょいとムッとしたりしたものだった。


「オッチャン」に対する違和感がなくなった、というよりも

「お兄ちゃん」にこだわる自分が面映ゆく感じたのは

たしか、30歳になるかならぬかの頃だったと思う。

その夏も暑い夏だった…


ウチの職場のキャンプ場に遊びに来たとある家族が、

キャンプを終え帰路につく、と言うとき。

お見送りに出たワタクシにその家族の小憎らしいガキ…いやもとい、ご子息がこう言った。

「オッチャン、バイバイな! また来るわ!」

「おう、待ってるぞ」

と、ものすごく素直に手を振ろう、としたそのとき、

その子どものお母ちゃんが

「こ、コレ! 『お兄ちゃん』でしょうが!」と慌てて息子をたしなめた。

思わず苦笑した目が同じく苦笑いを浮かべた子どもの目と合った。

ふっと肩の力が抜けたのを感じた。

その瞬間、ワタクシは身も心も「お兄ちゃん」から「オッチャン」への、

見事な脱皮を遂げたのである。


いまやたまにでも「お兄ちゃん」と呼ばれようものなら、

やくたいもなく喜んでるんだから、

もはやカンペキに、「オッチャン」やな…

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おっちゃんは 顔より腹が 決め手かな

ほなら おばちゃんは どこできまるん?!
まうまうさま

僕はお兄ちゃん 死ぬまでお兄ちゃん
かあくんさま

どちらが食うか 食い尽くすのか?  3太郎
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