足の指の間が痒くなる心意気

2002年7月13日(土) 「対面


わんこをウチの両親にあわせるべく二人で大阪・ミナミへ。

二人で落ち合ってから向かった場所は………なんとまあ、立派な料亭。

張り込んだモンだね、とうれしい反面少し重い。

わんこはまだ二人の時から緊張して少し不安定な状態。

地下鉄で梅田から難波へ移動する間、

落ち着かせるために人目をはばからず軽くハグしてやるが。

せっかくのハグも料亭の店構えを見たとたん、効果を失ってわんこは少し蒼白。


「だいじょうぶ。前に一度会ってるやろ?」

「うん…あーでも、キンチョウするぅ!」

料亭の前なのに、なんだか初めてラブホにでも入るときのような既視感を味わってしまった。

とにかく意を決して入り口をくぐる。

名前を告げるとすぐに一室に通される。

中では…すでに父と母と弟で宴会が始まっていた。


「いよー遅かったやないか!もう飲んでるでぇ」と父。

はい。見ればわかります…

型どおりの挨拶をすませると早速母が

「指輪買ったんでしょ、見せて見せて!…うわーこれ?へー。ナンボしたん?」

ぶ、ぶしつけ(笑)…親しき仲にも礼儀ありって教えたろか?

わんこはどのタイミングで相づちを打ったらいいのかわからない。

しばしばこちらに助けを求めるかのように目線を送ってくる。

弟は相変わらずのハイピッチで飲む飲む飲む飲む。

お酒の飲めないわんこに父と弟が束になって酒を勧める。

ビールにワインに日本酒に…

わんこの前になみなみと酒のつがれたままのグラスが3つも4つも並ぶ。

とにかく酒の入った我が一族は無敵だ。

一方的に演説をぶちあげる父、やいのやいのとそれにツッコミを入れる母、

そこへ油と火を注ぎ込む弟。

ただひたすらとまどうわんこ。

そのうちに弟は酔いつぶれて高イビキ。

将来の姉が自分より5つも年下なんだから少し複雑なのだろう。

ちょっとハイペースすぎたようだ。

「まあコイツもいろいろ苦労してるけど、わんこさん、我慢が大事やねんで」

チョ、チョットマテ。わんこと結婚するのはワタクシで、弟ではないぞ!

「そうそう、わたしも毎日どんだけ我慢してるか…」

とどまるところを知らないまさに漫才一家。ワザとではないところがまた恐ろしい。


わんこはやっと二人になれた帰りの電車の中でぽつりとこう言った。

「つ、疲れた…」

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二人して まともな家庭 築きます

『お笑い』と書いて マトモと読む?!
まうまうさま

普通にしてれば 築けるもんです
かあくんさま


普通にされたら 楽しみが減る
志さま


遺伝子レベルの 戦い必至  3太郎
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