足の指の間が痒くなる心意気

2002年6月8日(土) フーリガン?と焼肉」


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志半ばにして試食をあきらめ、メントールの香りに勝てる夕食を。

そう、元町で焼肉…といえばこの店。岩崎塾

相変わらず脳みそはないがホルモン1キロ1,000円の安さは健在だ。

真っ赤にイコッタ炭火たっぷりのカンテキ(七輪)に所狭しと肉を並べる。

店内はあちこちのテーブルから巻き起こるもうもうたる煙で全く視界が利かない。

アゴに軽い疲労を覚えた頃、その煙の中に3人の大男がのっそりと入ってきた。

異人さんだ!


そういえばこの日の昼間、神戸ウィングスタヂアムでW杯の一戦

「スウェーデンvsナイジェリア」が挙行されていたらしい。

そういえば、やたらと紅毛碧眼の異人さんが多いと思っていたのだ。

すわ!「フーリガン」か?!色めき立つ店内。…あいつら、箸使えるのか?!


よく見ると三人のうち二人は、IDカードのようなものを首から提げている。

ジャーナリスト、か?

見るともなしに見ていると件の三人組は周辺の客と乾杯を繰り返し

でっかいカメラで店内の模様をバシャバシャと撮りはじめた。

しかしコチラにはなかなかレンズを向けない。

別に撮って欲しい、というわけではないが全く一顧だにされないのも腹が立つ。

そうこうしているうちに、カンテキのうえの骨付きカルビが炎上!

ごうごうと炎を上げて燃えるカルビに手も足も箸も出せない。

カルビ相手にブルース・リーばりに「アチ、アチョ、アチョチョ!」と悪戦苦闘していると

いつの間にやらでっかいカメラが目の前に!

ばしばしシャッターを切る、でっかい異人さんが目の前に!

炎に包まれたカルビを忘れ、思わずカメラ目線でにっこり。

…ん?

なんか、心持ちカメラが下向いてないかい?

………そんなに肉が燃えるのが珍しいんかい?!


結局海外メディアへのデビューは淡く消え、

黒く焦げたカルビを虚しく頬張った神戸の夜だった。

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片言隻句

燃え上がる 恋の焼肉 身を焦がし

七輪はさんで あぁ 不倫かな??
rei-reiさま


焦げ肉発ガン 保険はたっぷり  3太郎
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