足の指の間が痒くなる心意気
2002年6月1日(土) 「予告編」 映画の予告編を観るのがダイスキだ。 時には本編よりもそっちへ目がいく。 数十秒のフィルムの中に詰まっている 作り手の意気込み、物語の深み、キャラクターの感情の波… そういうものがあふれつつも凝縮されている。 休日出勤の仕事を半日で片付け、というか投げ出して、 よく行くシネコンに車を飛ばした。 まず1本目「ALI」。 モハメド=アリの伝記的映画だ。 …英雄色を好むとはよく言ったものだ。 それにしてもアメリカの’70年代は難しい。興味はあるのだが…。「マルコムX」を「もう一度観なければ。 いつもならエンディングロールまでワケもわからず見るのだが 今日は映画のハシゴと決めている。 ロールが流れ出したら即、外に出て2本目を物色。 よし、これだ。「KT」。 こちらも’70年代の映画。 当時日本に亡命していた現・韓国大統領、金大中(Kim-Taejung)の 拉致事件を題材にしたセミ・ドキュメンタリー。 日韓の真の友好にはまだまだ越えなければいけない溝が深々と口を開けている。 日本人だけの問題ではなく、韓国・朝鮮人にもそれは同様だろう。 その予告編のほうで不覚にも泣きそうになった一本があった。 「陽はまた昇る」がそれである。 VHS式ビデオテープレコーダ開発に携わった男たちの感動の物語… わずか数十秒の予告編だけでこのワタクシを泣かせるだなんて… 主演がこれまたよく泣く西田敏行だからかもしれないが。 冷静に見ればNHK「プロジェクトX」の特別版とも言えなくもないが。 主題歌まで一緒やもんなぁ… 少なくとも予告編はいい出来だった。文句なく。 邦画も捨てたもんじゃないっすよ? |
片言隻句 予告編 たまにハズレも つかまされ 見た目だけでは ババをつかむ、か… 3太郎 |