足の指の間が痒くなる心意気

2002年5月2日(木) 「実力」


毎日毎日仕事に明け暮れていると、いろんなことがある。

とくに、ワタクシはサービス業という、人を相手の職業に従事しており

そうなるとほぼ毎日と言っていいほどの確率で、

マニュアルだけでは割り切れないさまざまなイレギュラーケースに遭遇する。

決して珍しいことではない。


今日もそういうことがあった。

詳しく説明するわけには行かないが、

そんなケースに対してある同僚は非常に感情的な対処をした。

声を荒げ、上司に対してもあからさまに批判的な発言をする。

机を叩き、怒鳴り散らす。

それが延々と続く。


彼の気持ちも解らぬでもない。

自分の努力が認められない苛立ち。

上司のあいまいな指示への苛立ち。

そういうものが一気に噴出した瞬間だ。

そうしなければ、自己のアイデンティティが崩壊するかもしれないと言う恐怖感。

それだって、よく解る。


しかし。

しかしだ。

そういう局面に冷静に対処する。

出来るだけ穏やかに、できるだけにこやかに。

言うべきことは言い、聞くべきことは聞く。

そのように怒鳴っていては、誰もあなたにモノを言ってはくれなくなるし、

誰もあなたの話を落ち着いては聞けなくなる。


人と人の間にいてこその人間。

その潤滑油としての言葉の力を、もっと大事にしよう。


感情を抑え、如何にトラブルやイレギュラーに冷静に対処できるか。

例えば怒鳴る、という駆け引きもないこともないが、

冷静さの上に立ってこそ、初めて効果を持つことが出来る。

仕事に限らず、遊びでも恋愛でも。

それが出来るか出来ないかが、その人の人間としての実力を示すもんだと思う。

急がば、回れ。

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そうでもしなきゃ 堂堂巡り
大人の建前 本音は子供
志さま


言語同断 横断歩道  3太郎
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