足の指の間が痒くなる心意気

2002年4月11日(木) 「新しい世界へ足を踏み出したあなたへ」


少し今までとは違う、ちょっと冷たく厳しい外の空気。

もうすでに4月になって10日あまり。

そろそろ社会の厳しさってのを感じとった人はいるでしょうか?

お金を稼ぐ、ということは本当に大変なことです。

地道に働く道を選んだあなたには、これから年を経るたびにそのことが

大きな現実となって目の前に立ちはだかることでしょう。


そう、お金がないと、この世の中、何も出来ません。

お金だけあれば良い、というわけでは決してないけれど、少なすぎても何も出来ない。

お金を稼ぐためには我慢しなければならないことの連続です。

稼ぐのにつらく、遣うのにたやすい。

そんな給料袋の重さを、もうすぐ実感してしまうのでしょうね。


今までなら許されたこと。

今までならどうでもよかったこと。

今までなら誰も気に留めなかったこと。

そんな「今までなら」、が通じなくなる。

社会ってのは理不尽なところです。


でも、無くさないで欲しい。

あなたが希望を抱いて社会に足を踏み出したあの日のことを。

あなたが夢を胸いっぱいに広げてスーツに腕を通したあの日のことを。

決して忘れないで欲しい。


水は低きに流れるもの。

周りの風当たりに負けて、すねてしまうことは簡単だ。

諦めてしまうことも、実にたやすい。

でもそうなってしまったら、あの日の夢や希望は泥にまみれます。

どうか給料日だけを待つような大人にならないで欲しい。

毎日毎日、刺激的な朝が、あなたたちを待っています。

こちらから明日を待ち受けてやりましょう。


ワタクシも。

そんなあなたたちを見て、自分自身のあの日のことを思い出しています。

そしてもう一度、明日の朝日で心の中を洗い流そう。

そう思いを新たに、しています。

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片言隻句

あらたなる 旅立ちの朝 扉明け

射し込む陽射しに 目を細めつつ  3太郎
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