足の指の間が痒くなる心意気

2002年2月6日(水) 「上司と彼女と僕の留守」


実はですね。

ワタクシの上司がごくごく近所に住んでまして。

ウチはマンションの6Fなのですが。

すぐ下にJRが走ってましてですね。

線路の向かいにもマンションがあるのですが。

その2Fに上司が住んではるんですな。

しかも直属の。

平たく言えば、線路挟んだ向かいに上司がいらっしゃる、と。


とりあえず、仲良くしていただいてまして。

お互いの車で交互に毎朝乗り合わせて出勤したりしてまして。

時々夕食のおかずをお裾分けしていただいたり。

休みの日には京都あたりで酒を酌み交わしたりしてるわけですな。

そんなときは上司からお誘いの電話をいただいたりしてるわけなのです。

「おーい。いてるかー。行こかー」ちゅうような具合にです。


で、まあ。

彼女にはこの部屋の合鍵を持たせてまして。

学校が京都なもので、休講のときやサボるときは、途中の駅のウチをねぐらにしてるんですな。

僕がいてもいなくても、ウチに来てたりするわけです。

昼寝したり、昼寝したり。

たまに料理を作ってくれたり、昼寝したりして、帰っていきよるんです。


ある日の昼下がり。

彼女が僕が仕事に出かけてる留守中に上がりこんで。

ガラにもなく掃除か洗濯かしてくれてたらしいんですな。

何やかんやでごそごそしてたら。

電話が鳴るんですな。

なんぼなんでも、なんぼウチに入り浸ってる言うたかてですよ。

やっぱり電話にまでは、よう出ませんわな。

留守番電話に切り替わるまでの時間がホンマに長かった、と。

彼女は当時を振り返ってそう言うんですな。


[タダイマ、ルスニシテオリマス。めっせーじヲドウゾ…ピーーーーーッ!]

「あれ?何で休んでるん?おるんやったら行こか?おれへんのかいな?あれ?…ガチャ…」

怪訝そうな上司の声が、留守電に残っておりました。

どうやら上司は、向かいのウチの窓に電気が灯ってるのを見て。

(なんであいつ家におるんや?)

と電話してきたらしいのですな。


それ以来。

彼女はうちに来たらまず真っ先に。

カーテンを全部引いてしまうのだそうです。はっはっは。


そんなわけで上司に監視されつつ、日々を過ごしております。

これじゃぁ、うかうかとサボれませんなぁ。

あっはっはっはっは。

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そのうちに 「亭主元気で 留守がイイ」?

そうはならない あつ〜いふ・た・り
まうまうさま

それでも心配 旦那の身体
ラキさま

朝晩挨拶 布団の中から
志さま

こっちも女房 留守がいい 3太郎
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